■北海道の幼稚園の説明
北海道の幼稚園数は、公立・私立・国立合わせて459(平成28年度)校あります。しかし、年々校数は減少しているのが現状です。
14ヶ所に配置された各振興局エリア内には幼稚園がありますが、札幌の人口増と地方都市の人口減に合わせるように、地方が廃校となる町があります。人気がある幼稚園は、人口の多い札幌や旭川・函館に集まっていますが、地方は町ぐるみの子育てになるため親密感が違ってきます。
給料面では年収310万円(月給20万)で全国レベルよりは少し下がりますが、平成25年度から上昇してきています。平均年齢が31.7歳、勤続年数7.1年ですが、正社員となりボーナスが大きいのが魅力です。しかし、パートの時給は1,000円、補助で850円ですから経験のある女性の職場としても提供されています。何よりも、労働時間は全国よりも月に6時間少ないのは働く主婦には有り難いことです。
北海道の人口は約550万人ですが、面積は四国と九州を合わせたほどあります。広大な大地に179の市町村があり、14の振興局に分けて、札幌におかれた北海道庁が行政を担っています。
1868年に明治元年となりましたが、翌年札幌に開拓使が到着して町が開かれていくことになります。函館は全国的に観光地として人気がありますが、幕末にペリーが訪れて開港されたためです。鎖国から開放され、世界の異国情緒の建物が訪れる人たちを楽しませています。
しかし、函館以外の特に北の内陸は未開地だったのです。札幌を観光で来られる人たちは、大通公園・時計台、そうして「青年よ大志を抱け」で有名なクラーク博士の銅像がある羊ケ丘展望台などを訪れますが、これらは歴史を今に残す施設です。
現在、札幌に人口が集中し195万人、隣接する都市人口を含めると北海道の半数が札幌商圏になります。そのために地方都市は若者が都会に流れ、過疎化が進んでおります。これをくい止めるために交通網の開削が進められています。
車社会の配慮で、道の駅は全道に114ヶ所(2016年現在)あり、この駅を結ぶ国道・道道、更に高速道路が東西南北に伸びています。道の駅を結ぶことが、町を繋ぎ、人の交流を高める効果を生んでいるのです。広大な大地に道路が縦横に走り、札幌・函館間が4時間、札幌・釧路間も5時間で繋がりました。更に、JRも新幹線が津軽海峡を渡りましたので、人の流通と観光が活発になると期待されています。
観光の目玉に、開拓の歴史がありますが、これには全国の各都市から移住し、町が開かれたという経緯があります。町の行事には「ふるさと」との姉妹提携や伝統の神楽、青森などの「ねぶた祭り」なども開催されている町があるのです。これらは、「道の駅」と「郷土資料館」を中心に観光情報として提供しています。