勤務形態を選ぶ。非常勤で働くということは｜保育士求人募集なら保育ぷらす

よく保育士の求人広告を見ている際に非常勤保育士の募集があることが気になっている人も多いかと思います。その名前を見れば、なんとなくどういったものかというイメージはつくかもしれませんが、それがどのようなものか、どのようなメリット、デメリットがあるかといったことまで詳しく説明できる人はそう多くはないでしょう。

ここでは、そんな非常勤保育士として働く意味と、そのメリット、デメリットについて説明していきたいと思います。

非常勤保育士とは？

非常勤保育士とは、読んで字のごとく常勤ではない保育士のことを言います。よく、求人で「パート・アルバイト」という記載をしているところもありますが、原則として同じことを指します。非常勤とはいっても、保育士は保育士なので保育士資格が必要になります。ただし、保育園によっては保育士資格の必要ない保育補助という職種で募集を行っている園もあるので、こちらは将来保育の道を考えている学生さんにもおすすめです。

勤務日数・時間は園によってまちまちです。週に２、３日しか出勤しないという体系の園もあれば、勤務時間でいえばフルタイムと全く変わらないほど勤務している非常勤保育士もいます。「週最低〇日出勤」などの条件を課している保育園もあるので、面接の際にしっかりと確認しておきましょう。

常勤保育士の多くは、月給制になっていますが非常勤保育士のほとんどは時給制です。働いたら働いた分だけのお給料が支払われます。勤務時間によっては、社会保険などの各種保険にも加入できます。しかし、常勤の保育士には支払われるボーナスなどが非常勤保育士に支払われることはほとんどありません。

さて、非常勤保育士の仕事の内容ですが基本的には常勤の保育士のサポートという形になっている園が多いようです。人手が必要となる、朝の子どもたちの受け入れ、夕方の子どもたちの見送りなどの時間に合わせて非常勤の保育士が来るという園が多いようです。

あくまで常勤保育士のサポートという形での勤務となるので、非常勤保育士が担任を持つことはほとんどありません（園によってはまれにあり）。さらに、多くの保育士を悩ませている書類業務も非常勤保育士にはほとんどないのが特徴です。

非常勤で働くメリット

非常勤で働く１番のメリットといえば、やはり時間の融通が利くという点でしょう。シフトを自由に組むことができるので、自分の都合に合わせて働くことができます。子育て中のママさん保育士の多くが、この非常勤保育士として働いています。そのようなママさん保育士には扶養内で働くこともできます。「子どもが小さいうちはできるだけそばにいてあげたいけど保育士としてのキャリアも続けたい」、そんな人には非常勤保育士としての勤務はピッタリかと思います。

さらに、非常勤保育士は時給制のため残業がない、もしあったとしてもその分のお給料がしっかりと支払われるというのがもう１つの大きなメリットといえるでしょう。さらに、書類業務がほとんどないのもうれしいですね。保育士を辞めてしまった人の多くに、子どもたちと関わる以外の雑務が負担となって辞めてしまったという人がいます。非常勤保育士はそんな人たちにも、単純に子どもを関われる喜びをもう１度味わえる働き方となるのではないでしょうか

常勤の保育士は、保育士資格を持っていることが必須になりますが、非常勤のなかには保育補助という職種も含まれていることがあるため、保育士資格を持っていない人であっても保育の現場で働くチャンスが得られるというのは大きなメリットの１つでしょう。

非常勤で働くデメリット

非常勤保育士として働く上での１番のデメリットといえば、やはり待遇面でしょう。常勤保育士に比べ給料が低く、ボーナスなども支給されないことがほとんどです。給与面においては、当然保育士資格を持っているほうが時給は高くなりますが、それでも常勤保育士に比べれば見劣りしてしまうのは事実です。地域にもよりますが、時給８００円～９００円という場合もあり、お金の面だけを見れば正直魅力的な仕事とはいえません。

この賃金格差は大きな問題となっています。もちろん、経験や勤続年数、そして今後の保育政策によって賃金アップは十分考えられます。

ここまで、非常勤保育士として働くメリットとデメリットを紹介してきましたが、子どもたちにとってみれば常勤であろうと非常勤であろうと、保育士資格を持っていようといまいと、「先生」であることには変わりありません。子どもたちの健やかな成長という大きな責任を持っていることを忘れず、子どもたちと元気に楽しく関われる自分にピッタリの働き方を見つけてくださいね。