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保育士の求人に年齢制限はあるの?40代以降の転職を目指すには?|保育士求人募集なら保育ぷらす
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保育士の求人に年齢制限はあるの?40代以降の転職を目指すには?
今回のポイント
保育士の定年は60歳が目安。年齢不問の求人も多くある
40歳以降は正規雇用が減少。保育や役職の経験をアピールすれば正規雇用やキャリアアップも可能
自分で仕事探しをするのが難しいときには転職エージェントを活用すべき!
目次
実際、保育士って何歳まで働けるの?
転職を考えるときに、年齢が気になる方は多いかもしれません。
その職場の状況にもよりますが、保育士は他の一般的な職種と比べて採用時に年齢制限を受けづらい職業とされています。その理由は、待機児童の増加や慢性的な保育士の人材不足が影響していると言えます。
保育士は社会的なニーズが高く、パートやアルバイトといった非常勤、常勤を問わず、年齢不問の求人も数多く見られます。
保育士の定年は、一般的な業界と同様に60歳が目安です。地方公務員である公立幼稚園の保育士の場合、再任用制度により65歳まで働くことができます。
また、60歳を超えても働き続けられる民間の保育園も出てきています。
保育業界は転職しやすい?
保育士といえば、年齢層が若めのイメージを抱く方も多いかもしれませんが、平成27年の調べによると保育士の平均年齢は34.8歳です。
平均勤続年数は7.6年で、離職率が比較的高めに推移していることから、その分求人も多いという現状です。
保育士の仕事は、人材の出入りが激しい反面、転職しやすい職業であるとも言えます。
平成25年の調べでは、資格を保有しているものの勤務していない「潜在保育士」は、約76万人とされています。厚生労働省による再就職を促進する取り組みも進められており、短時間正社員制度の導入支援も行われています。
保育士の求人は年齢層が高いと減少する!?
保育士の求人は、アルバイトやパートといった非常勤での採用に門戸が広く開かれている傾向です。そのため、年齢を問わず、仕事を見つけること自体はそれほど難しくないかもしれません。しかし、正規雇用での転職を考えるのならば、年齢が上がるほど減少傾向にあるのが実情です。
雇用対策法では、求人募集における年齢制限の禁止を定めていますが、一部例外もあります。
「長期勤続によりキャリア形成を図る観点から若年層を募集・採用する場合」に当てはまるケースでは、若い人材を募ることも可能なのです。この年齢制限の例外事由を適用して、若年者の正規雇用を積極的に行っている法人も多く見られます。
それでも正規雇用を目指したい場合、どうすればいいの?
しかし、年齢層が高めでも保育士の正規雇用を目指す方法はあります。例えば、主任や園長・副園長といった役職付きの求人は一定数存在しており、経験が豊富な保育士を対象としています。
正規雇用での採用を望めるだけでなく、これまでの経験やスキルを正当に評価した上で、より責任のある仕事を任せてもらうことも可能です。
しばらく現場を離れていて復職した後も、パートなどの短時間勤務で終わらず、キャリアアップを目指したいと考える方であれば、管理職求人への応募を検討してみてはいかがでしょうか?
「求人がない=転職不可」じゃない!40代以降の保育士が転職するには?
管理職以外にも、40代以降の保育士が正規雇用を目指して転職する方法はあるのでしょうか。
まずは、株式会社が運営する保育園や待機児童対策のために新設した保育園へ応募する方法が考えられます。
例えば、法人による保育園がオープニングスタッフを募集する場合、企業側は経験の浅い若手の保育士のみで運営することに不安を感じやすいものです。
社内にいるベテランの人材を投入することが難しいならば、新規の求人には年齢制限を設けず、若さよりもキャリアが重視されることもあります。
この場合、重要なポイントは保育士の業務を問題なくこなせる体力です。
保育士はいくつになっても体力を必要とされる仕事です。40代以降の方が、採用の場面で20代、30代の方と比べられたときに、体力面ではどうしてもかなわない部分が出てくるでしょう。
そのような場合には、自分なりに自己管理を徹底し、体力面を整えることに加え、若手にはない豊富な保育経験や落ち着きをアピールすることも必要です。
40代以降の方が応募できる求人には、割合的にパート採用が多い傾向ですが、正社員登用の実績がある求人に応募することで、パートから正規雇用を目指すルートも考えられます。
基本的に保育園側は、40代以降の人材に対して経験豊かなベテラン保育士であることを求めています。これまでの経験に加え、パート勤務の中で実績を積み、常勤でも問題なく働けると認められれば、正社員登用の道も見えてくるでしょう。
保育士が年齢制限のない求人を探すときのポイント
次に、年齢制限のない求人を探すときのポイントをケース別に見てみましょう。
まず、これまでに主任保育士や園長といった経験がある場合には、ぜひ「管理職の求人」に絞って応募してみてください。経験やスキルを活かせる仕事が見つかりやすいはずです。
管理職の経験はないものの、豊かな保育経験をもつ40代以降の方なら、次は主任保育士や管理職候補を目指すとよいでしょう。
10~20年ほどの保育経験があれば、若手の保育士には対処できないことをカバーでき、保護者などにも落ち着いて対応できるといったことをアピールできるはずです。
新たなキャリアの誕生も!
また、厚生労働省の主導により2017年から、副主任保育士や専門リーダー、職務分野別リーダーといった管理職候補が誕生しています。各役職を得るには、経験年数や研修の受講といった要件を満たすことが求められる仕組みです。
職務分野別リーダーは3年以上の経験が必要で、乳児保育や食育・アレルギーといった特定の分野におけるリーダー的な役割を果たします。
副主任保育士と専門リーダーは職務別リーダーを経験し、主任保育士を目指す位置にあります。
必要とされる経験年数は7年以上です。その保育園の状況にもよりますが、給与のアップも望めます。キャリアアップへの足がかりにもなる制度ですので、ぜひ活用してみてください。
自分でなかなか求人を探せない…そんなとき役立つサービスって?
自分だけで転職活動を進めることに不安を感じる場合には、保育士専門の転職エージェントサービスを利用することをおすすめします。
転職エージェントは人材紹介会社が運営する民間の転職サービスで、キャリアコンサルタントとも呼ばれています。
求人の紹介や事業所とのマッチングをはじめ、書類作成や面接のアドバイスといった選考の対策も行います。面接日の調整、面接前後のフォロー、条件の交渉や入社日などにも対応してくれるサービスです。
一人ひとりにつく専属の担当者は、保育業界への深い見識を備えており、細やかな相談をしやすいのが特徴です。非公開求人も数多く用意されています。報酬は企業から受け取る仕組みのため、求職者は無料で利用ができます。
中でも「保育ぷらす+」は、自分らしい働き方を探す保育士の方に向けて総合的なサービスを提供している転職エージェントサイトです。4万件以上の豊富な求人があり、専任のコンサルタントが手厚いサポートで求職活動を応援してくれます。
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おわりに
転職活動に不安を感じる方は、ぜひ転職エージェントを活用してください。キャリアアップの方法や転職活動におけるアピールポイントなどを客観的な視点からアドバイスしてくれます。あなたのキャリアを正当に評価し、保育士としてより輝ける職場を見つけてください。
参考資料
厚生労働省「保育士のキャリアアップの仕組みの構築と処遇改善について 」
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000155997.pdf
厚生労働省「募集・採用における年齢制限禁止について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/topics/tp070831-1.html