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保育士資格が欲しい! 通信教育で取得できる?3|保育士求人募集なら保育ぷらす
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保育士資格が欲しい! 通信教育で取得できる?3
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保育士資格は、指定の教育機関を卒業するほか、保育士試験に合格することでも取得できる資格です。
自分で参考書や問題集を買い集めて学ぶこともできますが、やはり人気なのは通信教育。
5万円前後の受講費で試験対策までフォローしてくれるところもあるので、保育士試験合格を目指す多くの人が選択する学習法が通信教育です。
通信教育は、進学する時間がない人や、コストを抑えて資格を狙いたい人には最適といえるでしょう。
ですが一方で、「通信教育で資格を取得した場合、資格取得後の進路はどうなるの…?」と不安になる人もいるようです。
確かに、大学や短期大学、専門学校であれば、卒業後の進路として就職先をあっせんしてもらえるものですが…。
では、通信教育で資格を取得した場合、どのようなフォローがあるのでしょうか。解説します。
通信教育で資格を取得したあとの進路は?
通信教育で学び、晴れて保育士資格を取得することができた場合、気になるのはその後の進路のこと。就職先はどのように探せばいいのか、いきなり就職できるものなのか、悩んでしまう人もいるかと思います。保育士試験に合格した人たちは、どのように就職先を探しているのでしょうか。
未経験でも大丈夫? まずは求人情報を見てみよう
保育士試験に合格しただけでは実習の経験もなく、はじめての就職活動にとまどってしまう人も少なくありません。
そんなときは、まず求人情報をチェックしてみましょう。
ハローワークが一般的ではありますが、タウン誌やインターネットで求人を探してもいいですね。
求人情報には「未経験可」としている園もありますので、保育士資格さえ持っていれば、就職先を探すことは可能です。
いきなりの実務となるので緊張してしまう人もいるかもしれませんが、はじめはベテラン保育士のサポートとして動くことがほとんど。
働きながら現場で学び、子どもたちと一緒に成長していこうという思いが大切です。
独自の研修制度を設けている企業も狙い目に
未経験で、実習や研修もないまま勤めることに不安を感じている人は、研修制度がしっかりとした園を狙うのもひとつの手。
特に企業が運営している保育園では、きちんとした新人研修制度を設けているところが多いため、実務経験のない人や、ブランクがある人には向いている職場といえるでしょう。
保育士専門の派遣会社を狙う手も
いきなりの正規雇用にハードルの高さを感じる人は、保育士専門の派遣会社に登録しておくのもおすすめです。
短期派遣スタッフとして経験を積むのもいいですし、派遣会社が実施する研修制度を利用して、実務のシミュレーションを行うのもいいですね。
派遣会社を選ぶときのポイントは、保育士専門の派遣会社を選ぶこと。
さらに研修制度が充実しているところを選べば、実務経験がなくても自信をつけてから就職活動に挑むことができます。
通信教育にキャリアサポートが付属していることも
さほど多くはありませんが、通信教育を受講した際に、進学後のサポートサービスがついているケースもあります。
たとえばヒューマンアカデミーの場合、保育士試験合格後のフォローとして、キャリアサポートサービスを実施。
メールや電話でジョブカウンセラーに就職相談ができるほか、履歴書の作成方法や面接対策…と万全に対策されているので、安心して就職活動に臨むことができます。
また、ヒューマンアカデミーに届いた求人情報の閲覧や、保育士の紹介会社と提携した就職先紹介なども実施。就職活動がスムーズにいきやすいのは魅力的ですね。
通信教育を選択するメリット・デメリット
最後に、通信教育で学ぶときのメリットとデメリットについて今一度おさらいしていきましょう。
メリット①:圧倒的な費用の安さ
通信教育で保育士資格取得を目指す最大のメリットは、なんといっても費用の安さ。
卒業さえできれば確実に資格取得ができる大学や短期大学、専門学校とは違い、自身で努力し、やり遂げなくてはいけないとはいえ、わずか5~10万円程度の予算で国家資格取得が目指せるというのは通信教育ならではの強みと言えますね。
残念ながら、国家資格であるにもかかわらずとても高給とは言えない保育士の賃金。
学費は少しでも抑えたいというのが、通信教育を選ぶ人の本音なのかもしれません。
メリット②:いつ、どこでも学べるという魅力
通学の必要がない通信教育は、自分のライフスタイルに合わせて学べるのも大きな魅力のひとつ。
通勤時間を使って働きながら復習をしたり、子育ての合間を見て少しずつテキストを進めたり…。
ペース配分を自分で決めて学ぶことができるのも通信教育ならではです。
育児や介護中でスクーリングが難しい人や、平日の日中を使えない会社員には適した学習方法と言えるでしょう。
メリット③:就職しやすく、待遇改善の見込みもある
保育士の人材不足が社会問題と化している昨今、保育士資格保有者の求人は多く、就職するのに役立つ資格と言えるでしょう。
また、給与面などの待遇についても、「低賃金すぎるのでは」という意見が多くあがり、改善される動きがみられています。
とはいえ、現場では「本当に上がるの?」と疑問の声も。
過度な期待は禁物ですが、注目が集まっている資格であることは間違いなさそうです。
デメリット①:試験合格には根気が必要
大学や短大・専門学校などの養成機関を出れば卒業と同時に取得できる保育士資格ですが、保育士試験合格ルートで資格取得を目指そうと思うと、そう難易度は低くありません。
保育士試験の合格率は年度によって異なりますが、およそ10パーセントから20パーセントほど。
いくら優れたテキストをもってしても、本人のやる気と努力がなければ合格することは難しいのが実情です。
だからこそ、大切なのは自分に合った勉強方法を見つけること。
通信教育も業者によってさまざまな特色があるので、ライフスタイルや自身の性格とぴったり合った講座を見つけることが、合格のカギになるといえるでしょう。
デメリット②:実技試験対策が難しいケースも
保育士試験では、8科目の筆記試験のすべてに合格すると、二次試験として3科目の実技試験が行われます。
保育の現場を想定しながら、「楽器を演奏しながら歌うこと」、「絵を描くこと」、「話し聞かせること」の3つの表現力が問われるものです。
通信教育では、実技試験対策として通学でのセミナーを開講しているところもありますが、二次試験対策がまったくない講座もあります。
その場合、実技試験について自力で対策をしなければならないため、表現が苦手な人にとっては不利な条件になるかもしれません。
デメリット③:資格取得後の進路に悩むことも…
通信教育で資格取得を目指すうえで考えておきたいのは、資格取得後の進路です。
「派遣スタッフや、パートタイムとして勤務し、限られた時間を有効に使いたい」という人であれば、就職するのはそう難しくありません。
ですが、正規職員としてフルタイム勤務を希望する場合、実務経験を持つ養成学校卒業ルートから保育士になった人と競り合うことに。
養成学校卒業ルートで資格を得た人たちとの差は、実務経験があるかどうかという点。
保育科などの専攻で学んだ人は、保育実習で保育の現場に携わった経験を持っています。
通信教育では保育実習は行われませんから、資格取得後まったくの未経験からのスタートです。
正規職員としての雇用を目指す場合、なかなか採用されず悩んでしまう場面が訪れるかもしれません。
そんなときは、保育の就職コンサルタントに相談したり、ほかの働き方を選んでみたり…と、一度視野を広げてみることをおすすめします。
いかがでしたか。
通信教育を活用して保育士資格を取得するのは、けっして簡単な道のりではありません。
ですが、自分に合った講座を見つけることができれば、通信教育を使って保育士の夢をかなえることは可能です。
どのぐらいの期間で資格取得を目指すのか。資格取得後はどのような場所、勤務体系で働きたいのか。
そういったことを考慮しながら、自分にぴったりの講座を選んでいくことが合格への近道です。