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伝承遊びからを子ども達に!日本の文化を再実感

保育 伝承遊び
昔から伝わり残っている物はとても大切ですよね。その日本の文化と言える物をしっかり残していきたいですね。

今、子どもたちの遊びといえば、数え切れないほどたくさんの方法があります。たくさんのおもちゃがあり、スマートフォンやタブレットを使って遊んでいる子どもたちを目にすることも多々あるでしょう。

しかし、昔はそんなものが一切ありませんでした。しかし、当時の子どもたちはその当時あったものでそれなりの遊びを考え出したものです。

今回は、そういった昔から子どもたちの間に存在する「伝承遊び」を紹介していきたいと思います。

鬼ごっこ

「伝承遊び」の中でも、鬼ごっこは現代での多くの子どもたちに親しまれています。

やはり、その魅力といえば、捕まえようとする鬼とその鬼から逃げる人たちというそのシンプルさ。さらに、捕まった、逃げ切れたなど勝ち負けが比較的わかりやすく、子どもたちの負けず嫌い精神を刺激することもあるでしょう。

やはり、子どもたちは本来競争して勝ちたい生き物。そんな子どもたちの本来の姿をさらけ出せることがこんなシンプルな鬼ごっこが現代まで生き残っている理由ではないでしょうか。

ケードロ

鬼ごっこから派生したのが「ケードロ」。警察と泥棒の2つの役に分かれて、警察は泥棒を捕まえること、泥棒は警察から逃げることを目的をする遊びです。

基本的なルールは、鬼ごっこと一緒ですがケードロの特徴は、牢屋にいる泥棒が味方の泥棒に助けてもらえばもう1度ゲームに復帰することができるという一ひねり加えてあることです。

警察役は逃げられないように牢屋の前に1人見張りを置いておく必要があります。うまくその見張りの注意を逸らしたり、また警察側でのしっかりと役割分担したりと普通の鬼ごっこよりもチームワークが必要とされる遊びです。

缶蹴り

鬼の子が缶を守りながら、その缶を虎視眈々と狙う他の子どもたちを見つけるという遊び。

鬼は誰かを見つけたら「○○みーつけた」といって缶を踏まなければいけないというルール。

誰かを探そうと缶から離れるとそれだけ他の人に缶を蹴られてしまう危険性が増します。そこをあえて行くか、それとも缶のそばにとどまるか。そんな駆け引きができるのも缶蹴りの魅力だと思います。

おはじき

カラフルなガラス製の平たい玉を机の上に置き、それをはじいて相手のおはじきを机の上から落とすというこれまたシンプルな遊び。

屋内でもできる遊びなので、これまでに挙げた遊びと比べて、雨の日でもできるという特徴があります。

ただ指ではじいて落とすだけと一見簡単そうに見えますが、このおはじきの独特の形状がはじくのを意外と難しくします。

子どものころ、その難しさゆえに苦戦し、そして熱中してしまったという人も多いのではないでしょうか。

だるまさんが転んだ

これまた現代まで生き残った伝承遊びの一つ。

鬼が見ている間は他の人たちは動くことができず、鬼が目を隠して「だるまさんが転んだ」と唱える間だけ鬼に近づくことができるというルール。

鬼に必要なのは、いかに滑舌よく「だるまさんが転んだ」を言えるかどうか。よく捕まえたいがあまりものすごいスピードで言って、何を言っているのか全く聞き取れない子もいましたよね。

だるまさんの1日

これは先ほどのだるまさんが転んだの発展形。

今回はだるまさんが転ぶだけではなく、だるまさんが躍った、だるまさんが眠った、など様々な動作が入ります。

そして、鬼以外の人は鬼がそれを言ったときにその動作をしなければいけません。

「だるまさんが転んだ」に比べて聞く集中力が問われる遊びではないでしょうか。

最後に

ここまであげてきた昔ならではの「伝承遊び」に共通していえることは2つあるのではないでしょうか。
1つは必ず相手がいること。現代のテレビゲームは1人でも遊べますが、昔の遊びは誰かと一緒にやるものがほとんどです。このような遊びを通して、相手との関わり方などが学べるではないでしょうか。

2つ目は道具にお金がかからないこと。昔は、人々はそれほど裕福ではありませんでした。ここで紹介した遊びはほとんどが何も道具を用意しなくてもできる遊びですし、あるとしても数百円で手に入るものばかりです。
物は大したことはないかもしれませんが、その中身には長い間子どもたちに親しまれてきただけの深さがあります。
みなさんもたまには子どもたちに、昔ながらの「伝承遊び」を教えてみてはどうでしょうか。

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