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加点欲しさに離婚も…。待機児童ママたちの保活戦線

保活
保活ってとても大変なものだと思います。みんなはどのようにして保育を行っているのでしょうか。

4月からの復職を望んでいたのに、ポストをのぞくとそこにあったものは「不承諾通知」…。2月をすぎて、続々と送られはじめていたこの不承諾通知に、がっくりと肩を落としたママも多いのではないでしょうか。今回は、株式会社キッズラインが行ったアンケートをもとに、今もなお多くの家庭が頭を抱える保活について考えていきましょう。

「保活」っていったいどんなもの?

最近、ニュースなどでよく目にするようになった「保活」という言葉。その名のとおり、保育園(保育所)に入るために保護者が行う活動のことを指す言葉です。待機児童が深刻な社会問題として訴えられるようになった今もなお、都市部では保育施設の入所希望者の数が定員数を大幅に上回っているエリアが少なくありません。

子どもが保育園に入れなければ、仕事をすることができない。勤め先に育休の延長を申し出たところで、いつになったら保育園に入れるのか、先が見えない…。保育園に入れるかどうかが、今後のキャリアを左右するといった状況に置かれている人も多く、保育園の入園申し込みがはじまるころから、承諾の可否が出る2月ごろまで、モヤモヤとした気持ちを抱えて過ごした方も多いのではないでしょうか。

8割のママが「保活は大変だった」と回答

保活

https://kidsline.me/hokatsu

株式会社キッズラインが行ったアンケートによると、「保活は大変ですか?もしくは、大変でしたか?」の問いに「非常に大変」もしくは「まあまあ大変」と回答したママはなんと全体の8割にも上りました。では、保育園に入るために、いったいどんなことをしているのでしょうか。

保活で大変だったことは「情報収集」と「不安」がツートップ

保活

 

続いて、アンケートでは「保活で大変だったこと」を調査。すると結果は、「保育園に入れなかった場合のキャリア継続の不安」と「情報収集」が上位に。保育園見学や手続きに赴かなければいけないことよりも、保育園に入れなかった場合のことを想定したときのストレスと、情報収集の大変さに頭を抱えてしまうママが多いようです。

「不承諾通知、買い取ります」キッズラインの保活ママ救済キャンペーン

保育園、入れますように―願いもかなわず、保活戦争に敗れ、無情にも届いてしまった一枚の通知書…。二月を過ぎたころから、認可保育園に入園できなかった家庭に届きはじめた「不承諾通知」に、落胆している人は多いのではないでしょうか。保活落選組の各家庭が直面している現実を受け、株式会社キッズラインでは斬新すぎる「保活ママ救済キャンペーン」を実施。いったいどのような内容なのでしょうか。

不承諾通知が1万円分のポイントに

株式会社キッズラインが実施する「保活ママ救済キャンペーン」は、保育園に落ちた家庭の不承諾通知の写真を撮って応募することで、同社のベビーシッターサービスを実際に利用できるポイントが付与されるというもの。ポイントはなんとおよそ1万円相当分、1回2~3時間、3回分のシッターサービスを受けることができるという驚きのボリュームです。

なぜ?救済キャンペーンを実施する理由とは

では、いったいなぜこのようなキャンペーンを実施するのでしょうか。「ソーシャル上に[保育園に落ちた]という悲痛な叫びが溢れていたので、そんな社会の流れをちょっとでも明るくしたいと考え、私たちのベビーシッターサービスを無料で使ってもらうことで、ママにリフレッシュしてもらえたら嬉しいと思い、キャンペーンを始めました」と同社の担当者。ベビーシッターサービスを利用することで、いったん気持ちをリセットし、新たな気持ちで保活にのぞんでほしい…という思いが感じられました。

【キャンペーン概要】

応募対象者

2017年に認可保育園選考結果にて、「不承諾(利用不可)」通知を受けた方全員

キャンペーン実施期間

2017年2月17日(金)から2017年3月11日まで

プレゼント内容

ベビーシッターマッチングサービス「キッズライン」の初回利用限定ポイント1万円分

ポイント利用期間

2017年4月30日(日)まで

応募方法

1.KIDSLINEキャンペーン記事の下部にあるツイートボタンから記事をシェア。
※Twitterアカウントがない場合、FacebookやInstagramでのシェアでも可。詳しくはキャンペーン記事をご覧ください。

2.KIDSLINEサイト内キャンペーン記事の応募フォームより、必要事項を入力して応募。その際、「不承諾通知」の写真のアップロードが必要です。

 

キッズライン保活キャンペーンページ

https://kidsline.me/curations/noncompliance

今年も激戦となった保活。惜しくも認可園への入園がかなわず「不承諾通知」を受け取ってしまった方は、ぜひキャンペーンに応募し、ベビーシッターサービスを利用してみてはいかがでしょうか。

保活にかけるお金事情は…

 

さらに「保活にかけたお金の総額はいくらでしたか?」という問いが続きます。半数以上の方が(保活にかけたお金は)1万円未満と答えるなか、「50~100万」と回答した人が5パーセント弱も存在するという驚きの結果に。保活にかける金額は家庭によって異なりますが、なかには保育園に入れるよう、これまで住んでいた家を離れ、待機児童の少ないエリアに転居をする…という人もいるのが実情です。

「離婚をしてでも保育園に入りたい」という人も

 

保活をしている人のなかには、保育園に入るためにわざと離婚をする「保活離婚」を選ぶ人もいるようです。ご存じのとおり、保育園に入園できるかどうかの基準は、いかに保育を必要としているかを示す点数によって決まります。ひとり親世帯であれば「保育に欠ける(=保育を必要とする)」強い理由になりますから、離婚をすることで保活が有利に進むというのは事実です。

保活の当事者ではない人からしてみれば、「保育園に入れない、ただそれだけで離婚を選ぶなんて…」と思うかもしれません。ただし、実際に保活を経験したママたちに行った調査では「(保活離婚を)実際にやる人はいると思う」と回答した人が72.3パーセントと、多くのママが「保活離婚というかたちこそ選ばなかったけれど、気持ちはわかる」と考えているのが見受けられます。なかには「実際に保活離婚をした人を知っている」「自分が保活離婚をした」と回答した人もいました。保育園に入るために、離婚を選ぶ――いかに世の中のワーキングマザーたちが切羽詰まった状況に置かれているかがわかりますね。

保活失敗…。不承諾通知が届いたらどうする?

どれだけ綿密に情報収集を行い、精一杯の加点を狙ったとしても、希望者数などの状況によっては、保活に敗れ、不承諾通知が舞い届いてしまうことはあるものです。もしも不承諾通知が届いてしまった場合、いったいどのように対応すればいいのでしょう

役所へ待機順位を問い合わせて

待機児童になった場合、自治体によっては園ごとの待機の順番を教えてくれる場合があります。

自分たちの前にどのぐらいの人数が待機しているのか知っておくことで、繰り上がりで入れる可能性はあるのか、それとも潔く諦めてほかの保育施設を探すべきなのか判断する基準になるので、聞けるのであれば聞いておきたいですね。もちろん、繰り上がりを期待せずにほかの手段を探しておくことは必要ですが、選択肢を増やすためにも一度役所に出向いてみることをおすすめします。

認証保育所に連絡を

認可園に入れなかったときのすべり止めとして、認証保育所(自治体によって呼称がことなる)や無認可保育所にも入所申し込みをしている人は多いものです。とはいえ、都市部では認証保育所であっても、定員オーバーというところは少なくありません。認可園が不承諾だったことを伝え、入所できるかどうか確認しておきましょう。

再度情報収集をしよう

不承諾通知がきたことで、いったん白紙になってしまった保活。重要なのは再び情報を集めることです。「通いにくいから…」と外してしまっていたエリアの園や、「園庭がない」「保育料が高い」といって候補から外れていた園なども視野にいれ、空き状況を確認してみましょう。保育園は、年齢があがるにつれて定員数も増え、待機児童の数は着実に減っていくものです。今年、希望の園に入れなくても、来年であれば入れる可能性はあります。

ベビーシッターや保育ママ(家庭的保育)なども視野に

また、保育園にこだわらず、ベビーシッターや家庭で保育をしてくれる保育ママ制度なども候補に入れましょう。自治体によっては、保育園はいっぱいでも保育ママであれば空きがある…というところもあるものです。

職場に相談しておこう

認証保育所への入所も決まらず、職場復帰が難しい場合は、育休の延長を申請しなければなりません。職場への連絡は早めにしておくのがベター。育児休暇をあけて復職した経験のある人が社内にいるのであれば、ぜひ相談しておきたいですね。

「やむを得ず退職」は極力避けたい

保活に敗れ、保育施設が決まらずに、泣く泣く退職を決意した…というママは少なくありません。ですが、ひとたび職を手放してしまうと、保活では圧倒的に不利となり、余計に社会復帰が難しくなってしまいます。できる限り延長して育児休暇を定員に空きがでるのを待つなど、多少気まずい思いをしてでも、職は手放さず確保しておきたいものです。

ママたちの頭を悩ませる保活。地域によってはその現実は厳しく、多くのママが不承諾通知に肩を落としているのが実情です。とはいえ保育施設を探す目的は、保護者が働いているあいだに、安心して子どもを預けられる場所を探すこと。保活に敗れてしまった場合は、保育園にこだわらず、視野を広げて預け先を探すことも大切です。

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