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潜在保育士が多いのは何故?保育士が辞めたくなる理由とは|保育士求人募集なら保育ぷらす
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潜在保育士が多いのは何故?保育士が辞めたくなる理由とは
目次
最近、「保育園落ちた、日本死ね!」という話題から保育園不足やその背景に保育士の劣悪な環境があることがピックアップされています。保育士の資格を持っていても保育士として働いていない潜在保育士が多いことも明らかになりました。
では、実際に保育士が辞めたいという問題はどのようなものかこちらでまとめさせていただきました。
保育士は国家資格ということもあり、資格取得も簡単ではありません。ピアノの練習や実習をして手書きでのレポートなどで大学生や専門学生の時に友達が大変そうにしているのを見た方も少なくないのではないでしょうか。多くの保育士は1年目から辞めたいという問題に直面するようです。そして、転職を視野に入れた時に園を辞めるか保育士を辞めるかという選択を切実に感じてしまうようです。
労働環境の悪さ
公立保育園で働いている公務員保育士ならば、労働時間などは整っていますが多くの民営保育士の労働時間は過酷を極めています。業務内容から追ってみても子供たちが登園する前に保育ができる状態にしておかなければなりません。子供たちが帰った後も明日の準備や報告、それに関する資料作りが日常の業務であり時々、子供たちと歌うためのピアノの練習などの時間が入るので夜遅くまで関わってしまいます。
ましてや、発表会や展示の入れ替えなどがあるときは、子供たちに見られないように持って帰っての作業や土日の休みを活用しての休日出勤になってしまいます。もちろんこれらは保育士さんのサービス残業なのです。これに関してシフト性で時間をずらして対策している園も存在しますが、少数なのが現実です。保育園の運営体制はサービス残業が前提で成り立っていると言ってもはばからないでしょう。
給与の低さによる続けることが難しくなっていく現実
保育士の給与は、年平均に比べ大きく下です。特に男性保育士は今の世論により給与が改変されたとしても満たないと言われているのが現状です。子供の世話は遅くまで残業があり、意外と体力を使用するのですがそれに見合う給与ではありません。若いうちはそれでも続けていきますが、次第に平均収入との差が厳しくなっていき辞めていく人が多くなってしまっています。また、初任給が10万円以下の所もあり、それに驚き辞めていく人も多いです。1年目で退職をする方が多いのも納得ですよね。
人間関係に悩む毎日
保育士の大半は女性のため、どうしても女性社会になりがちです。これが意外とストレスのようで離職理由は保育士さんの中では第3位となっています。男性がいないと仲良くやっていけるかと思いますが、ほぼ転職を考えて人の全員が女社会にストレスを感じたと答えています。特に多い理由として、
・感情の起伏が激しいためプライベートを引きずり業務に支障が出る。
・園長など上長の指導が一貫していない。それだけならいいが、感情により一貫していないのでたちが悪い
・相手により態度を変えているので、自分がターゲットになるとどのように扱われるかが心配で、子供たちの保育よりも周りの顔色を気にしているのが現状。
・グループができてしまい、それを気にして週末などの集まりなどに出席しなければならない。自分の子ども達のために時間を使ってあげたいのに
気を遣う対象が子供達ではなく人間関係になったら保育を楽しむことは確かにできませんよね。ストレスが徐々に溜まっていき仕事を辞めたいと思うかもしれません。
保護者との対立
保育士の仕事をしているとどうしても子供のトラブルが起こってしまいます。例えば、子供通しの喧嘩があげられます。もちろん、預けて任していただいたことに関しての上での問題になりますので責任がないわけではないですが、それが保護者どうしの喧嘩に発展したり人間関係にひびが入り、「あの子は子供の教育に悪いから、辞めさせて」などということに発展することも多々です。その場合、もちろんそんなことはできませんしそういうことに限って事象が大したこともないのが事実です。
また、実際に関わりのない問題が上がったりします。「保育園で汚したものや使ったものは保育園で用意したり、保育園で洗濯してくれ」など理不尽な要求をされたりします。
とりあえず相談してみよう
相談サービスなどを利用し、まずは話を色々な人に聞いていただきたいですよね。相談できるだけでも心の負担はかわるでしょう。もしも、そこでは働けないという結論が出てしまった場合は、求人票に乗っていなかったり、自分のわかる範囲だけでなく内部情報が重要になっています。特にボーナスなどに響く経営状態・人間関係に関わる園長先生の人柄・すべてに関わる離職率は確認必須の項目です。また、給与やそれに関わる福利厚生もしっかり確認し、転職エージェントやコンサルタントにしっかり交渉してもらいましょう。特に保育士は他の職業と違い担任制度があるため転職できる時期が多くの場合、限られてしまいます。間違いのない職場探しを行っていきたいですね。