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チャイルドマインダーが行う保育は、現代の子育てニーズを叶える?!|保育士求人募集なら保育ぷらす
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チャイルドマインダーが行う保育は、現代の子育てニーズを叶える?!
目次
女性の社会進出がめざましくなるに伴い、家庭ごとにライフスタイルが多様化してきています。それと平行して子育て支援に対する親のニーズが多種多様になっています。
このような変化し続ける子育てのニーズに、支援環境は追いついているのでしょうか?!待機児童問題等、課題山積なのが実情、子育てニーズに応える支援環境などまだまだないのが現状です。
ところが、チャイルドマインダーは、そうした多様化するニーズを叶えることが出来る新しい形の保育形態を行っています。
まず、親のニーズをいくつか上げてみましょう。
①残業やアフター5に対応をした延長保育や夜間保育の充実
②幼稚園や保育園での送迎と、帰宅後の保育
③急な用事、親の病気や入院など、急を要する場合の一時的な保育
④病時保育、病後時保育
⑤育児への不安や悩みを抱える母親と共に、保育者は問題を共有できる立場で母親の気持ちのケアをし、同時に保育も行う
⑥遊びを教えてくれる保育
⑦子供のしつけをしっかりしてくれる保育
⑧保育を受けながら、お稽古事もできる
このように近年、親のニーズは保育のみを求めているのではないのです。
女性の社会進出の増加や核家族化にともない、保育に対して付加価値を求めるようになり、なるべく家庭に近い環境の中での保育を求める人が多くなっています。
これは一人っ子の増加、少子化問題が大きく影響しているといえます。「ひとりの子供を大切に育てる」という観点から、より質の高い保育、様々なニーズに素早く対応がとられる保育が求められています。
チャイルドマインダーはこうしたニーズを受け入れることができるのか?
結論から言いますと受け入れは十分可能です。個々の子供にあったプランを考え、保護者に提案する提案型保育の実施をしているので、様々なニーズに応えられるのがチャイルドマインダーの特長です。
チャイルドマインダーは自分流のスタイルで働くことが出来る保育資格です。自宅で少数の子供を預かる。子供の家での訪問保育を行う、近隣に保育ルームを開設するなど、利用者の方の要望が取り入れやすい形態、様々なニーズに対応できるわけなのです。
チャイルドマインダーに求められるコミュニケーション能力とは?
チャイルドマインダーは子供の資質を理解し認めることで、発育途上の子供の側面
を観察、親と同じ目線で個々の子供に必要な環境作りを考えます。
そして、もともと子供が持っている力や資質を大切に見守ることもマインダーの基本的な態度です。
また、チャイルドマインダーは親との信頼関係を築くことも重要な課題です。
子供にとって最も大きく関わる存在である親。
絶対に切り離すことの出来ない存在である親。
チャイルドマインダーは子供のみならず、親とも密接に関わる仕事なので、親の気持ちをよく理解し、受容し、互いに協力しあい支えあうことが大切です。より質の高い保育を実現すれば、子供は安心してチャイルドマインダーに向き合うことができるのです。
そして忘れてはならないのが、チャイルドマインダーは子供と過ごす時間を共有し、子供の楽しい気持ち、嬉しい気持ち、悲しい気持ちの全てを共に感じていかなければならない
ということです。こうすることで、子供はチャイルドマインダーを信頼することが出来るのです。
チャイルドマインダーが身につける問題解決のためのコミュニケーションスキル
コミュニケーションは人間関係を円滑にするのに重要な役割を果たしています。しかし、互いの理解不足や思い違いなどにより、トラブルが生じ信頼関係を崩すことも
あります。チャイルドマインダーはそうしたトラブルを防ぐ為に次のような行動を実行しています。
①自分自身で出来ること、出来ないことを明確にし、それを保護者に伝える
②自分に出来ないことは約束をしない
③その場限りの優柔不断な態度や答え方をいしない
④起こった事実を正確に伝える
⑤否定的、批判的な言い方、態度は避ける
⑥私的な感情に流されない
日々の業務の中では、言いにくいことや切り出しにくいことは必ず発生します。
質の高い保育をする為に親と密接に関わり、しっかりとした信頼関係を構築することは重要ですが、友達感覚な関係にならないことがポイント。
正確な意思の伝達や報告に関しては、ビジネスライクな態度を貫く姿勢をチャイルドマインダーは持っていなくてはなりません。
「アドバイス」と「カウンセリング」
アドバイスとは
相談の受け手であるチャイルドマインダーが自分の経験や知識をもとに話をし、
相談者はそれを参考にして解決策を探る。
カウンセリングとは
相談の受け手であるチャイルドマインダーが答えを与えるのではなく、悩みや問題を共有し、解決を助ける。
相談相手によってアドバイスが必要なのか、カウンセリングが必要なのかは分かれます。
が、いずれの場合もチャイルドマインダーは相談相手に無条件で肯定する姿勢を持っていなくてはなりません。
・相手を非難しない
・指示をしない
・悩みの質を評価しない
・答えを誘導しない
・結論を押し付けない
・相手の欠点を先に指摘しない
・相手の気持ちを理解し、共有する
チャイルドマインダーは子供の問題のみならず、親の私的な問題や悩みを持ちかけられることがあります。従って、チャイルドマインダーは感情に押し流されず、相談者を友人関係と勘違いをしないよう注意を払う必要があります。常に職業的立場を踏まえて対処することを心がけなければなりません。
「ほめること」、「叱ること」
子供はほめられたり、叱られたりすることでものの良し悪しを学び、成長をしていきます。
ところが、その「ほめられ方」、「叱られ方」が子供には大きく影響をしてしまうのです。特に、これらの行為がチャイルドマインダーの感情の発散の場であってはならないのです。「叱るより、ほめよう」という言葉の通り、子供はほめられることで自分に誇りを持ちます。なので、チャイルドマインダーは「ほめる」と「叱る」を上手く使い分けなければなりません。
時に子供は過度にほめられることを期待して、またはほめ言葉が聞きたいだけで行動するケースがあります。「ほめる」も「叱る」も簡単なようで大変難しいのです。子供が「ほめられる」ことだけを目的としないように十分注意を払わなければなりません。
病時保育におけるホームケア
子供に発熱等病的な様子が見られるときは保育所、幼稚園、学校のいずれも登園、登校は認められません。
子供の病気が起こるのはたいてい突然症状が現れることが多く、働く母親は急な休みをいられることになり、職場での立場が悪くなるケースも珍しくありません。チャイルドマインダーは病時保育も通常の保育と同様に行いただ、チャイルドマインダーが過剰に心配、動揺し、自己の診断や投薬をしてはなら親とは密な連絡とり、報告、指示を仰ぐようにします。
安全な環境
すべての子供には安全に暮らせる環境が保証されているべきです。また、行動を抑制されることなく、自由に動き回れる安全かつ快適な空間が確保されていることが、保育の質の向上につながります。
しかし、現代社会では子供に快適かつ安全な生活環境であるとはいいがたい状況です。チャイルドマインディング中、屋内外での活動においては、安全な環境作りが課題です。しかしながら、安全を優先するあまりに子供の好奇心や探究心まで規制してしまっては全くもって意味がありません。チャイルドマインダーは子供が起こす事故のメカニズムを知り、安全で快適な環境作りを心がけなければなりません。
<事故発生率の高い乳幼児の事故の例>
転落事故…ベッド、ソファー、階段からの転落
転倒事故…滑りやすい床、壁掛け式の鏡や絵画を持って転倒
溺れ…乳幼児は10㎝~20㎝の水で溺れる
やけど…電気ポット、ストーブ、ライター、ガスコンロ、使い捨てカイロ
窒息…ひもやコードの巻きつき、うつぶせ寝やふかふかの布団での窒息
誤飲…子供は39㎜くらいの大きさまでのものは口に入る。
例:タバコ、電池、ボタン、植物のつぼみ、豆類、飴
現代に生きる子供たちの周りには潜在的な危険因子が沢山あります。
また、子供は大人の思いもつかない行動をするということも頭に入れておかねばなりません。こうしたことをチャイルドマインダーが理解をしておくと、子供たちを不慮の事故から守ることが出来ます。安全な環境作りを心がけるのもチャイルドマインダーの役目です。