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上手くいってるか心配していませんか。子どもの鼻水の吸引法
目次
子どもの鼻水の吸引法
寒さも厳しくなり、子どもたちの体調が気になる季節となりました。こんな季節になると、やはり子どもの鼻水が気になりますよね。でも、鼻水を吸い取るときになかなかじっとしてくれないなど頭を悩ませているお父さんお母さんも多いかと思います。なかなかじっとしてくれなかったり、途中で泣き出したり、上手く吸い出せなかったり...
ということで、今回は上手な子どもの鼻水の吸引法について紹介していきたいと思います。
なぜ子どもの鼻水を吸い取ってあげないといけないの?
まずはそもそも論から。なぜ、子どもの鼻水を吸い取ってあげないといけないのでしょうか?
大人も子どもも同じように鼻水は出ます。鼻水が出るメカニズムに大人と子どもで違いはありません。しかし、大人が自分で鼻をかむことができる一方で、小さな子どもは自分で鼻をかむことができません。そのため、大人が吸い取ってあげる必要があるわけです。
もし鼻水をそのままに放置しておくと鼻づまりの原因となります。その結果、自然と口呼吸になり声が嗄れたり、のどのイガイガ感や長引くセキの原因となります。また、鼻の奥には耳管と呼ばれる耳につながる通路があります。ここが詰まってしまうと中耳炎の原因となってしまうため、特に小さな子どもにとってしっかりと鼻水を吸い出すということは大事になってきます。
上手な鼻水の吸い方
では、実際にどのように鼻水を吸い出してあげればいいのでしょうか?次にうまく子どもの鼻水と吸い取るいくつかのコツを紹介していきます。
入浴させる
もし鼻水鼻づまり以外の症状がない場合は、鼻水の吸引の前に入浴させることをおすすめします。適度な湿気を与えることで、鼻の奥のほうにたまっているドロッとした鼻水が吸い取りやすくなります。もし、体調が悪く入浴させるのが心配という場合には、蒸しタオルを鼻の下にあてたり、お部屋を加湿することによってできるだけ鼻の奥に湿気を与えるようにしてみてください。
遊びだと思わせる
鼻水を吸い出すとき、どうしても集中して怖い顔になってしまいがちです。でもそれでは、子どもたちに恐怖を与えてしまいます。大事なのは笑顔。そして、子どもにこれはあくまでも「遊び」であると思ってもらうことにあります。
もし、子どもがちょっとでも不快な表情を見せたら、焦らず無理をせず時間を空けるようにしましょう。そして、強い圧で吸い取ろうとすることも厳禁ですよ!
ポイントは角度
なかなか鼻水が上手に吸い取れないとき、多くの場合問題は「角度」にあるようです。子どもに痛みを与えないように、丁寧にゆっくりと角度を調整しながら鼻水がグングンとれる「ヒットポイント」を探していきましょう。
鼻水を吸うためのグッズ
一昔前まで、子どもの鼻水はお母さんが口で直接吸い取るのが一般的でした。しかし、最近では子どものお母さんでウイルスの移し合いをしてしまうという意見もあり、市販の吸引器を使うのもメジャーになっています。
こちらが鼻水吸引のタイプ別のグッズです。
こちらは昔ながらの口で吸引するタイプです。口で吸引するタイプの一番のメリットは、なんといってもその手軽さにあります。モーター音の心配もないので、子どもが眠っている間にそっと鼻水を吸引することもできます。しかし、かなりの高確率で風邪がうつるため、このタイプの吸引器を使ったあとはうがいを忘れないでください。
こちらは、スポイトと同じ要領で鼻水を吸引するものです。直接、口で吸い取るものの手軽さを維持したまま衛生面ではメリットがあります。しかし、なかなか多くの鼻水を吸い取れないという欠点があるのも事実です。
鼻水を一気に吸い取ってしまうのであれば、こちらのような電動の吸引器はいかがでしょうか。衛生的でスポイトタイプとは違い、鼻水もごっそり取れます。しかし、他の2タイプに比べて高価です。そして、モーター音もするため、子どもの就寝中に使うと起こしてしまう可能性があるため注意が必要です。
子どもが小さいうちは特に、鼻水が大きな病気につながることが多くあります。しっかりと鼻水を取ってあげて子どもたちを病気から守りましょう。