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保育園だけじゃない。こんなにあります「保育サービス」

保育園,保育サービス
保育園の預かり制度は多種多様になってきましたが、実際にはどのような者かおさらいしてみましょう。

保護者が仕事をしているあいだや、急な予定が入ったとき、子どもを預かっていてほしい――そんなとき、真っ先に頭に浮かぶのは、やっぱり保育園の存在ですよね。ですが、子どもを預かってくれる事業は、保育園だけではありません。自治体や民間が行っているさまざまな保育サービスをまとめました。

毎日の保育を頼みたいときは…

月曜日から金曜日までフルタイムで就業する場合など、毎日の保育をお願いしたいときの保育サービスには次のようなものがあります。

認可保育園(保育所)

保育の必要性を認定された子どもたちを対象に保育を行う施設です。市区町村が運営する「公立保育園」、自治体に保育を委託された「公設民営園」、社会福祉法人や株式会社、NPO法人が運営する「私立保育園」があります。

認証保育所(自治体により制度名が異なる)※横浜保育室など

各自治体の設置基準を満たし、助成を受けている保育施設のこと。東京都の場合は認証保育所という名称で呼ばれますが、横浜市の場合は横浜保育室と呼ばれているなど、制度名が自治体によって異なるのが特徴です。マンションの一室で小規模に運営されていることも多く、園庭がなかったり、満3歳未満の子のみ年齢制限を設けていたり…というところも見受けられます。

小規模保育

保育の必要性を認定される満3歳未満児を対象にひらかれている、定員数が6から19人までの小規模な保育施設のこと。定員5人以下の家庭的保育と、定員20人以上の認可保育園(保育所)のちょうど中間の立ち位置になります。保育士の有資格者の人数割合によって、A型からC型まで分けられます。

 家庭的保育(保育ママ)

保育の必要性を認定される満3歳児未満児を対象に、子育て経験のある人や保育士や看護師、幼稚園教諭免許を持っている人などが、保護者に代わって家庭で保育を行うというもの。自治体によっては「保育ママ」と呼ばれています。実際の家庭のあたたかな環境のなかで保育が行われるのは魅力ですが、自治体によっては「子育て経験があれば保育ママは無資格でもOK」としているところもあるため注意が必要です。

 認可外保育施設

ベビーホテルや託児施設など、自治体などの公的な助成を受けずに運営されている施設もたくさんあります。こういった施設のメリットは、保育時間に融通が利きやすいこと。施設によっては24時間の保育を行っているところもありますので、夜勤がある人などには頼れる施設といえるかもしれません。一方で、預かりにかかる料金は基本的に高めです。保育の質も施設によってさまざまですから、よく見極めることが重要になります。

 事業所内保育

病院内の保育所や企業内にある保育所です。自治体から認可を受けている保育所に関しては、従業員以外が利用できることもあります。

認定こども園

幼稚園と保育園のいいところをあわせ持っているとして、近年注目が集まっている認定こども園。幼稚園の「教育」と保育の機能をあわせもった「幼保連携型園」、幼稚園に保育園と同等レベルの保育時間を確保した「幼稚園型園」、保育所が保育の必要性を認定されなかった満3歳児以上の子ども(1号認定)も受け入れた「保育所型園」、幼稚園・保育園のいずれの認可もない施設が自治体の認可を受けて認定こども園として運営される「地方裁量型園」の4種類に分けられます

幼稚園の預かり保育制度

 

保育園

 

保育の必要性を認定されなかった満三歳児以上の子どもたちを、幼稚園が正規の保育時間終了後に一時預かりする制度です。とはいえ、保育園と比べて預かり時間が短かったり、毎日の預かりを行っていなかったり…というケースも多くあるため、幼稚園の預かり保育制度を利用してフルタイムで働けるかどうかというのは、園によって大きく差があります。

緊急時に預けたいときは…

急な残業や出張、病気、葬儀など、一時的・臨時的に保育をお願いしたい場合には、次のような保育サービスがあります。

トワイライトステイ事業

仕事などを理由に保護者の帰宅が遅くなってしまう場合に、保育士が夜まで子どもを預かってくれるという制度です。実施されているかどうかは自治体によって異なりますが、東京都中央区のケースを例にあげると、17時から最長で22時までのあいだ、2歳以上の子どもたちを対象に保育を行ってくれるようです。また、自治体のほか、保育園などでもトワイライトステイ事業を行っている場合がありますので、必要性がある場合は近隣の保育施設を探してみることをおすすめします。

ベビーシッター

ベビーシッターは保護者にかわって子どものお世話をしてくれる人を派遣してもらうというもの。子どもの身の回りの世話はもちろん、保育園への送迎や、家事などを頼めるケースもあるため、忙しくて身動きが取れなくなってしまったときや、急な病気で頼る人がいない場合などでは、とても重宝する保育サービスです。ただしベビーシッターは国家資格ではないため、ベビーシッターの資格を持っていなくても、運営会社が認定すればベビーシッターとして勤めることができてしまいます。そのため、派遣されてきた人や運営会社によって保育の質が異なるというデメリットがあります。

病児・病後児保育

風邪をひいてしまっている子や熱を出してしまった子、病み上がりの子を専門に保育する施設で、一部の病院や認可保育園に併設されています。「子どもが発熱してしまった、けれどどうしても仕事を休むことができない…」そんなときに、子どもを見ていてくれる場所ですが、設置が少なく、いざというときに実際に利用できる施設が周囲にあるかどうか、タイミングよく定員に空きがあるかどうか…といった問題があります。

ファミリーサポート

自治体や社会福祉協議会などが、地域の子どもたちを預かりたいファミリーサポート会員と、預かりをお願いしたい会員をつなぐボランティア保育です。長時間の預かりには対応していないことがほとんどですが、短時間見ていてほしい、保育園までのお迎えをお願いしたい…といったことがお願いできるため、近くに頼れる家族がいない人であれば、ぜひ登録しておきたい制度です。

いかがでしたか。ひとくちに保育サービスといってもこのようにさまざまな制度があります。保育園入園がかなわず落選してしまった場合などは、家庭的保育事業を選択してみるなど、ほかの保育サービスを検討してみるのもひとつの手。お住まいの地域にどんな保育サービスがあるか把握しておくと、いざというときにかならず役に立ちますよ。

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