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子どもたちも大好き手袋シアター。絵本の世界を体現しよう
お待たせしました。みなさんお待ちかねの定番「出し物」シリーズの今回のテーマは「手袋シアター」です。
手袋シアターとは、ある種、手遊びの延長のようなもの。手袋のさまざまな部分にいろいろなキャラクターを張り付けてそれを使ってお話をしていくというものです。
毛糸の手袋の温かみのある質感や、子どもたちと保育士がコミュニケーションを取りながらお話を進めることができるというも大きな魅力の一つでしょう。こういった理由もあり、長年保育園でも定番の出し物として親しまれてきました。
今回はそんな手袋シアターを紹介していきたいと思います。
手袋シアターの定番は?
手袋シアターは指だけでストーリーを繰り出していきます。そのため、手袋シアターでできるものには向き不向きがあります。なので、お話し選びにはちょっと気を付けなければいけません。
指遊び
まず、2歳児くらいまでの小さな子どもたちにピッタリなのは指遊びではないでしょうか。お話もそれほど複雑ではなく小さな子どもたちにも非常にわかりやすくなっていると思います。
歌なんかにのせて、一緒に歌いながらやってみると子どもたちも一緒に楽しめていいかもしれませんね。
そういうわけでおすすめしたいのが、NHKのEテレでも紹介された「おはなしゆびさん」とい歌です。
かなり有名な歌なので、知っている子どもたちや親御さんも大勢いるかもしれませんが、やはりみんなが知っている定番ソングに勝るものはありません。
三匹の子豚
もう少し年上の子どもたちになると、しっかりとしたストーリー性を持った絵本を読み聞かせしてあげたくなりますよね。そんなときには「3匹の子豚」をおすすめしたいと思います。
これもまた、みんなが知っている定番ストーリーですが、ここに手袋シアターの要素を付け加えることによってさらに面白みが増すかと思います。
コツは片方の手を子豚さんたち、もう一歩の手をおおかみ役にしてみることです。指の上で小さくかわいく動く子豚さんたちに対して、おおきな手のおおかみを登場させれば大小の対比で怖さも倍増です。
手袋シアターを作ってみよう
さあ、では実際に手袋シアターを作ってみましょう。まず一般的にいって、手袋シアターをつくるときに必要になるのは以下のような材料です。
- カラー手袋
- フェルト
- トイクロス(マジッククロス)
- 刺繍糸
- 綿
- マジックテープ
- 消えるチャコペン
- グルーガン
- 強力ボンド
- その他フェルトシールなど
どれも近くの100円ショップや雑貨店などで手に入るものばかりなので便利ですね。まず買い出しに出かける前にどんな手袋シアターをつくるかを具体的にしておきましょう。そうすることで、手袋やフェルトの色選びが一層楽しくなりますよ。
パーツをつくろう
まず最初に手袋シアターのパーツをつくっていきましょう。手袋につけるキャラクターたちのことです。物語に登場する人物だったり、動物だったり植物だったり。自由な発想で作っていきましょう。
さまざまな色のフェルトを縫い付けて、キャラクターたちを作っていきます。この時に、パーツの一つ一つをしっかりと作ったほうが、本番でパーツの付け替えをするときに簡単になります。
フェルト生地を縫い付けるときは、できれば刺繡糸(なければ普通の糸でもかまいません)を使って、「まきがかり」でしっかりと縫い付けましょう。ミシンをお持ちの方は、ミシンを使ってもできます。そのときは、太い糸で、速度を可能な限り落として、しっかり縫い付けていきましょう。糸で縫い付けることが難しい細かい部分があれば、そこは手芸用ボンドを使ってくっつけても大丈夫です。
パーツをくっつけよう!
さあ、今度はその出来上がったパーツたちを土台となる手袋にくっつけていく作業です。基本的にはマジックテープでくっつけていって大丈夫です。パーツのほうにマジックテープのギザギザしているほう(オスといいます)、そして手袋のほうにはフワフワしているほう(こっちをメスといいます)を付けて張り合わせましょう。
もしくはトロイクロスを接着剤でくっつけても大丈夫です。トロイクロスはマジックテープに比べて取り外しがしやすいですし、色もたくさんそろっているので見た目で溶け込ませやすいのでおすすめですよ。
さいごに
さあこれで手袋シアターに必要なものの準備は整いました。後は皆さんが思い切って楽しむだけです。手袋の動きだけにとらわれず、いろいろな仕掛けを自由な発想で用意することが子どもたちに楽しんでもらえる一番のコツだと思いますよ。