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保育士が退職するライフワークの変化とは
保育士は離職率の高い職種として知られています。一般的に知られている退職理由として、その厳しい労働環境だったり、それに見合わぬ低賃金だったり、女性が多い職場特有の人間関係の難しさだっりがあるかと思います。
しかし、保育士が仕事を辞める理由はそれだけではありません。他にもさまざまな理由で保育士の仕事を辞めていく人がいます。
今回は、そんなあまり知られていない保育士の退職理由を紹介していきたいと思います。
結婚
まずは結婚が退職理由の一つとしてあげられるでしょう。男女平等が進み、共働き世帯が増えてきてはいますが、まだまだ結婚を理由に仕事を辞める女性はたくさんいるのが現実です。
保育士は女性が圧倒的に多い職場。結婚を機に退職する保育士が多いのも納得いただけるのではないでしょうか。
また、完全に専業主婦になるつもりはなくてもとりあえず今の職場を辞めてほかの園でパートタイム勤務になって保育士を続けることを選択する人もいます。
他にも結婚による引っ越しで、勤務先から遠いところに住むことになってしまった人が一旦退職して、引っ越し先の近辺の保育園に転職をするというケースも多く見受けられます。
一概に「寿退社」といっても、保育士の場合はすべての人が専業主婦になる道を選択するとは限らないのが実情です。
妊娠・出産
結婚と並んで、多くの保育士の退職理由となっているのが妊娠・出産です。
結婚時には仕事を続けることを選んでも、我が子を産むということになると仕事を辞めることを選択する人は少なくありません。
女性の場合、妊娠するといずれは身体的に仕事を続けることが不可能になります。また、妊娠初期の段階でも体の不調を感じたりと仕事に支障をきたすことが出てきます。
結婚の時とは違い、実際に自分の身体に起こる変化を感じることで仕事を辞めようかという気持ちになる人も多いのではないでしょうか。
結婚と同様、妊娠を理由に退職する人も全員が専業主婦になり子育てに専念するというわけではありません。
子育てが一段落してから、パートタイム勤務で保育士として職場復帰する人もいます。その中にはフルタイム勤務に復帰する人もいるようです。
自身や親族の病気
保育士の仕事はどうしても肉体労働が中心になってしまいます。1日中立ちっぱなしで子どもたちの相手をしたり、元気いっぱい走り回る子どもたちの相手をしたりと体力がなくては仕事になりません。
であるがゆえに、自分が病気にかかってしまうと仕事を続けるのが困難になってしまいます。なかにはうつ病などの精神病を患ってしまう人も少なからずいることも事実です。
また、保育士は思った以上に力仕事のために腰痛などに悩まされる人も少なくありません。かがんだり、子どもをおぶったりしたりするうちに気づかないうちに疲れがたまっているのでしょう。
また、自分自身は健康でも両親など親族が大きな病気にかかってしまい看病のために仕事を辞めるという人もいます。また、事業所側も親の病気などを理由にされると引き止めづらいという実情がありこのような退職理由が増えているという面も否定できません。
さいごに
上にあげた理由を見てみると、多くが結婚、出産など家庭に関することです。やはり、今の時代でも家庭のことは女性の仕事という考え方が色濃く残っている現状を反映しているのではないでしょうか。
ただ、みなさんに覚えておいてほしいのは一度辞めたからといってもう戻ってこれないわけではないということです。
実際、保育士市場は現在売り手市場。事業所側は経験のある人材を常に求めています。
結婚した際に周りに流されてなんとなく仕事を辞めてしまって後悔している人がもしいれば、近くの保育園の求人情報を検索してみてはいかがでしょうか。