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働くママ必読!病気の回復期の子供を預かってくれる「病児保育」|保育士求人募集なら保育ぷらす
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働くママ必読!病気の回復期の子供を預かってくれる「病児保育」
目次
子供が病気になったとき、保育園には預けられない、でもママも仕事を休めない!
そういう状況、一度は経験ありますよね。
病児保育とは、保育園などに通っている保育の必要な子供が「症状安定期」や「病気の回復期」にあって、集団保育が難しいときに、専用施設で一時的に預ってくれる保育のことです。
今回は働くママ必見の「病児保育」をご紹介します。
働いている親にとって最大の難関は子供の病気!?
子供の病気はいつなるかわかりません。大人のように病気に対して免疫がないことも多く、子供も症状をうまく説明できないため心配になりますよね。
そして何より、病気になると子供を保育園に預けることができません。37.5度以上の熱が出ると預かってもらえない場合がほとんどです。
正社員であろうがパートであろうが、働いているママの苦労は同じ。旦那さんや両親に頼める人も多くないでしょう。
子供が小さいうちは予防接種なども含めて色々な病気を繰り返し、気が付くころには有給休暇をほとんど消化してしまっていた、なんて声もよく耳にします。
休みを取りすぎて職場に迷惑をかけるのも申し訳ない気持ちになりますよね。
働くママの強い味方「病児保育」を利用しよう!
「病児保育」は、厚生労働省の「乳幼児健康支援一時預かり事業」として補助金がついて行われている事業で、区や市で行われています。
誰でもすぐに預けられるわけではなく、多少の条件はありますが、安価で1日2000~4000円ほどで預けられます。
3タイプの病児保育施設
施設には「医療機関併設型」「保育園併設型」「単独型」といった3つのタイプがあり、もっとも多いのは小児科などの病院に併設された「医療機関併設型」です。
医師が常にそばにいるという安心感もあり、住んでいる自治体のHPなどでも紹介されていることも多いので、市役所や区役所に聞いてみるのがいいでしょう。
預かってくれる人数には制限がある!
全国的に病児保育施設は増加傾向にありますが、実際のところ、預かってくれる子供の人数はかなり制限されています。というのも、病気の子や病気の回復期の子を預かるので、普通の元気な子供達ではありません。
保育士も一人ひとりの子供の病状に合わせてケアに気を遣うので、小さい施設であれば1施設で最大5~6人を預かる程度でしょう。
病児保育のメリット・デメリットを知っておこう!
≪メリット≫
1、看護士や病児に慣れた保育士がいるから安心
2、小児科医と提携していることが多い
3、病児専門のベビーシッターよりも安い
病院と提携していたり、病児のケアに慣れている保育士がお世話をしてくれるので病状が悪化した時も安心です。また、病児専門のベビーシッターは1日あたり約1万円の料金なので、そう考えると病児保育施設は非常に安価で利用しやすいでしょう。
≪デメリット≫
1、他の子の病気が移る可能性がある
2、空きがなくて預けられないことがある
3、事前に医師の診断が必要
4、病児・病後児保育の保育園が遠い場合、送迎が大変
定員が少ない病児保育施設が多いため、まず空きを見つけることが利用への第一歩です。近隣の施設を複数箇所チェックしておいたほうがいいでしょう。予約は先着順のことが」多いので、予約受付時間もきちんと確認しておきましょう。
また、預ける際は事前に医師の診断が必要です。というのも、ちょっと子供が体調が悪そうだから、という軽い気持ちで預けるのではなく、子供の病気が深刻で、どうしても休めないママが利用すべき施設なので、きちんと病気であることを証明するのは重要なポイントです。
預けられる子供の条件
家の近くで病児保育施設を見つけたとしても、条件に合わなければ預けられません。
よくある条件としては、自治体が運営している施設であれば、
1、その区や市に住んでいる
2、認可保育園、小規模保育園、認証保育園などを利用している証明が必要
3、預ける子供は生後6ヶ月以上で離乳食が完了していること
4、預ける子供が施設の提示する病気に当てはまること
5、同一の症状での連続の利用は1回につき7日が限度
6、保険証、乳児医療症、母子手帳、診察券、オムツなど持ち物を一式揃えること
7、特定のワクチン接種が完了していること
などです。
万が一のときに備えて、事前に最寄りの施設で詳細を確認しておくといいでしょう。
事前登録できるならしておくべき!
病児保育施設は事前登録が必要な場合が多くあります。
というのも、事前に当日聞かれる保護者の連絡先や、子供の保育園の情報、今までにかかった病気や受けた予防接種、家庭の状況などを利用する施設に伝えておけばスムーズに子供を預けることができるからです。
事前に登録ができる施設が最寄りにある場合は情報収集も含めてぜひ登録してみましょう。
まとめ
今回は病児保育についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
専門のベビーシッターに預けるよりは安価ですが、事前に医師の診断や登録が必要、受け入れ人数が少ないなど、預けられることができればラッキーですが、預けるまではクリアしないといけないステップがいくつかあります。
事前に近隣を情報収集して、子どもが病気になったときに備えてスムーズに利用できる準備をしておきましょう。