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気づいてないの?ごっこ遊びから学べる驚きの効果とは|保育士求人募集なら保育ぷらす
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気づいてないの?ごっこ遊びから学べる驚きの効果とは
子どもの頃、女の子でなくとも「おままごと」などをしたことってありませんか。もしくは気に入った漫画のキャラクターや仮面ライダーなどのヒーローごっこなど。誰でも1度はごっこ遊びをしたことはありますよね。思い出したらついつい楽しくなってくる{ごっこ遊び」ですが、 実は何気なく子どもの頃にやっているごっこ遊びは子どもの能力開発に大きく関わっているって知ってましたか。
ごっこ遊びは子どもの成長を大きく促す
昔を思い出してください。ごっこ遊びをするときって、まずは自分がなりたいものをイメージしますよね。目の前にないものをイメージしたり思い出すことで実は想像力が養われています。また、仕草や言葉遣い、そしてキャラクターごとの対応などを考え真似することで実は社会性や言語能力が高まっているのです。
この効果は多くの保育士が認知するところで、実際に指導計画に取り入れているところが多々あります。
自分の内面の充実→他社への興味→他社とのコミュニケーションにおける集団の成長
という成長段階が敷かれているようです。
保育士の指導計画としてのごっこ遊び
自分の小さい時を思い出すと、なりたいキャラクターの取り合いなどで揉めたりしたことがありますよね。どうしてあの時、あんなことで揉めたんだろうと思い出すと恥ずかしくなったりしますが、どうしたって子どもなのだからスムーズにできない時ってありますよね。そんな時は保育士として、そして大人としてどのように進めていけば宜しいでしょうか。
子どもは影ながら見守る
ごっこ遊びはあくまで子どもが自主的にイメージを膨らませて行なうことで想像を養います。なので、できる限り保育士は子ども達自身で行なわせることが重要なのです。子どもを影ながら見守り、困ったときは次の動きにつながるようにさりげなく誘導してあげましょう。
子ども達のイメージを発展させる環境をつくってあげる
子ども達の想像をより具体的にできる用に小道具を用意してあげたりしましょう。ただし、想像できる範囲を残してあげることが重要です。例えば、おもちゃの包丁や叩くと割れるおおもちゃの野菜などがあれば、お母さんが料理をつくったり家族で食べたりできるシチューエーションがつくれますよね。小道具があることで、行動の幅が広がり想像が具体的に表現できる状況がつくれたわけです。
また、保育士の皆さんが子ども達の輪に入るときがあるでしょう。その時は子ども達の空間をどれだけ壊さないかに気をつけなければなりません。その時、重要なのが子ども達は楽しみながら世界をつくっていることです。世界を壊さないためには同じ目線におりて一緒に楽しんであげましょう。また、一つのグループにずっと時間をかけれないため抜けなければならないときは世界観を壊さないように気をつけてあげましょう。
ごっこ遊びは発達過程で変化していく
ごっこ遊びは、想像力だけでなく運動能力や人に対する意識など年齢と主に身についてくる物が大きく作用し、変化していきます。ごっこ遊びを見ると身体的・精神的発達度合いがわかるほど反映されています。指導計画をつくるときの長期的プランはこれらの要素も取り入れていかなければなりません。主な例として
- 1歳前後
赤ちゃんは、お母さんと自分が世界の中心でありほぼ全てです。親のやることを実は1歳の子どもはよく見て認識しているため、よくお母さんのマネをしようとしています。その行動で子どもは日常の基本的行動を覚えていきます。
- 1歳半
この頃から、物がなくとも行動のふりをして楽しむことが始まります。アニメのキャラクターの物まねをしたり、お菓子を食べる動作を真似してみたりですね。
- 2歳
段ボールを家や車などに設定して遊びだす「見立て遊び」が始まってきます。ままごとやお人形遊びが楽しく始まってくるころですね。
- 3歳以降
この頃は、ごっこ遊びの全盛期です。何かのキャラクターに扮し役割を演じることに夢中になります。友達同士で同じイメージを持てるまで情緒が発達したと言って良いでしょう。
まとめ
自分の子どもの頃を思い出してしまうごっこ遊び。無自覚でもしっかり成長する要素があったみたいです。その時、さりげなく大人が見守ってくれたり道をつくってくれていたんですね。社会に出る上でも重要な要素である「ごっこ遊び」、しっかり保育士として理解し子ども達の成長につなげていきたいですね。