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保育士が辞めたくなるブラックな保育園を選ばないために
目次
■こんな保育園、来るんじゃなかった……と後悔する保育士の声
保育士の仕事は、子どもが好きで、人の役に立ちたいと希望を持っている人達の「夢」でもあります。しかし、そんな夢や希望を打ち砕くブラックな職場が、保育の業界にも存在しています。劣悪な職場環境やさまざまなハラスメントが問題となっている「ブラック企業」「ブラックバイト」と同じように「ブラック保育園」が近年、話題になっています。実際にブラックな職場を選んでしまい、後悔する保育士も多いのが現実です。そんな悲惨なことにならないよう、ブラック保育園の実態と、保育士が注意すべきことをお伝えしていきます。
■長すぎる労働時間、サービス残業も当たり前
保育士は「忙しい」仕事、というのは多くの人の共通認識です。子どもは行動も予測不可能、体調も不安定になりがち、という存在です。そんな子ども達に接するほかにも保護者対応や書類作成、イベントや制作物など、仕事が山積み……の中、休憩時間も取れず働いていたり、長時間の残業、しかも残業代の出ない「サービス残業」を強いられたりする、それがブラックな職場での保育士です。勤務体制や労働時間に問題がある、さらには「人手不足」も深刻です。ブラックな職場はでは、職員がすぐに辞めてしまい定着しません。それでますます忙しくなり、さらに職場環境が悪化するというスパイラルがブラック保育園にはあります。
■ブラック保育園では安全や衛生に問題が生じ、子どもも危険
忙しすぎて、仕事に不満があり、心身に余裕がない状態で保育士が働いているようなブラックな保育施設では、当然のことながら、子ども一人一人をしっかりと見ることができません。きめ細かく丁寧な保育、など無理です。人手不足で、保育士が定められた人数を超えた子どもを担当するような場合(もちろん違法です)、子どもの安全や衛生管理という基本的な重要なことさえ、ないがしろになってしまい、感染や事故など、子どもを危険にさらすような事態になってしまうこともあります。
■保育士が「ブラックな職場」に気付くのが重要
ブラック保育園は、子どもにとっても安らかな環境ではなく、保護者も安心できず、そしてもちろん、保育士にとっても劣悪な職場環境です。しかし、それに「気付かない」場合も、実は多いのです。保育の業界の特徴として、サービス残業や長時間労働が常態化しているという現実もあり、ほかの職場や業界を知らない保育士は「どこもこんなものかな」と思い、我慢をしてしまうこともあるのです。しかし、本来、子どもの成長という幸せを保護者や社会と分かち合うのが保育の仕事です。ストレスが多く、仕事がつらいとばかり感じるのなら、その環境は「おかしい」と気付く、それが大事です。職場の雰囲気はギスギスしていませんか? 職員同士の仲が悪かったり、パワハラのようなことがあったり、というのもブラックな職場の特徴です。
■ブラック保育園からの転職、ブラック保育園を避ける転職
保育士の職場環境や待遇は、園によってさまざまで、大きな違いがある場合もあります。「私の職場はブラックかもしれない」と気付いたら、転職を考えてみましょう。そうなると、未来の職場ではブラック保育園は避けたいですね。転職先に選ぼうとする保育施設の求人情報での「勤務体制」「残業」「休暇」などの項目はしっかりチェックしましょう。職場見学ができれば雰囲気を見ることもできますね。面接時に職場を観察したり、疑問点はしっかりと質問したりして、納得のいく転職をしましょう。専門のコンサルタントに相談すると、転職の不安はかなり少なくなります。ブラックな職場では、充実した保育は実現しません。保育士が生き生きと働ける環境が望ましいですね。