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保護者からはどう見える!?保育士はどういう目線で語られるのか
保育士にとって保護者とは言ってみればお客さんです。しかし、実際に多くの時間を過ごすのはそのお客さんではなく子どもたち。そこが保育士が他の職業とは大きく異なる点と言えるでしょう。
事実、保護者にとってのいい保育士と子どもたちにとってのいい保育士という2つのギャップに悩んでいる保育士もたくさんいます。
ただ保護者との関係は良いに越したことはありません。保護者とのトラブルは子どもたちとの接し方にも影響を与えます。
そこで今回取り上げるテーマは保護者から保育士は一体どのように見られているかということ。保護者にいい印象を与えられる保育士になるために参考にしてみてください。
保護者と保育士のギャップ
保護者と保育士の間で考え方に大きく違いが出る点があります。
それは一人一人の子どもたちをどう見るか。
当然、保護者にとっては我が子が一番です。自分の子がどんな生活をしているのか。元気にケガなく過ごしているのか。気が気で仕方がありません。
しかし、保育士はどうしても集団で子どもたちを見てしまいがち。1人の子どもだけに注意が偏ることがないように平等に接することを心がけます。
この考え方の違いが保護者にとって保育士への悪い印象、ひいては不信感につながることがしばしばあります。
例えば、我が子がこけて膝に大きな擦り傷を作っていたのに先生には気づいてもらえず手当てもしてもらえなかった。そんな話を耳にすることが多々あります。
二十人近い数の子どもたちが思いっきり動き回っていればいろいろなことが起きます。そして、常に保育士は対応に追われ、特に経験の浅い保育士の場合、時にはこのようなケガを見落としてしまうこともあるかもしれません。
しかし、保護者にしてみればケガをしたのは大切な我が子。大きな擦り傷を作っているのに手当てもされず放置されているのを見ると我が子が大切に扱われていないのではないかと思ってしまっても不思議ではありません。
それは、お遊戯会などにおける配役においてもそうです。口にするかしないかの違いはありますが、どの親もやはり自分の子どもに目立つ舞台に立ってほしいという気持ちは変わりません。
自分が親だったら、どんな保育士なら自分の子どもを安心して預けることができるだろう。
一旦、自分の保育士という立場から離れて、親という目線から子どもたちを見ることができれば今まで分からなかったこと、気づかなかったことも気づけるようになるのではないでしょうか。
保護者との信頼関係を築くには
では、保護者との信頼関係を築くにはどのようにすればいいのでしょうか?
保護者も保育士も子どもの元気な成長を願っていることには変わりありません。子どもの存在を通して、保護者との信頼関係を築いてみてください。
日々生活していれば、子どものいいところ、改善すべきところいろいろと目につくでしょう。それを保護者のご機嫌取りに走り、いいところだけを保護者に伝えるようでは責任ある保育士とは言えません。いいことも悪いことも正直に伝えるようにしましょう。
その際のコツとして、悪い点を先に伝えるようにしましょう。そして、「でもこんないいところもありましたよ」といい点に移れば保護者もポジティブな気持ちで帰ることができるのであまり悪い気持ちにさせることもありません。
最後に
保育士の労働環境が注目を集め始めた最近まで、保育士は子どもと遊んでいるだけというイメージを持っている人も多くいました。
しかし、保護者はそんな中でも子どもの世話をすることの大変さを理解しています。それがゆえに時に意見がぶつかるときがあるかもしれませんがそこを乗り越えれば最高の理解者にもなりうる存在です。そのような関係を保護者と築くことを目標にこれからも頑張ってください。