香月りさ
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脳や筋肉を動かす力のもとになるエネルギー食品のジャガイモは炭水化物。
初期より使え調理しやすいので、離乳食期には大活躍します。
ビタミンCも多く含み、「畑のりんご」と言われるほど、栄養価の高い野菜。
ビタミンCは熱に弱いのが難点ですが、じゃがいもの場合はデンプン質がビタミンCを保護するので、加熱しても効率よく摂取できるのが特徴です。
芽にはソラニンという有害物質が含まれているので、必ず包丁の角部分で取り除いてから調理しましょう。
ジャガイモも種類が多くありますが、代表的なのがころっとした丸みをおびた男爵と、長細く卵型のメークイン。それぞれの特徴を生かし、離乳ステップにあわせて使い分けてみましょう。
お馴染みの男爵は、果肉が白くデンプン質が多いジャガイモ。
粉質で加熱するとホクホクした食感で煮崩れしやすいので、マッシュポテトや粉ふき芋にしやすく、茹でて裏ごししペースト状にする離乳食初期にはとても使いやすいジャガイモです。
もう一つのメークインは、果肉はうっすら黄色で粘質のジャガイモ。
煮崩れしにくく、加熱すると滑らかな食感になるので、食べ物を歯茎で噛むようになるカミカミ期頃になったら、4~5㎜角に切って茹でたメークインをメニューに加えてみましょう。
柔らかすぎると噛む練習にならないので、目安は指で押した時につぶれるバナナくらいの固さにするのがポイントです。
提供元:母子栄養協会
・ジャガイモ(男爵) 1/4個
・鯛(刺身用) 1/2切れ
・湯 大2(それぞれ大1)
①ジャガイモは皮をむいて柔らかく茹でてつぶして裏ごしし、湯(大1)でのばす
②鯛は茹でてすり鉢でつぶし、湯(大1)でのばす
③器にジャガイモ、上に鯛をのせる
男爵に似たコロッとした丸型で、果肉はメークインのような薄黄色をしているジャガイモの「キタアカリ」
粉質で男爵よりもホクホクして火の通りが早くて崩れやすいので、潰してペースト状にしやすいジャガイモです。
扱いやすくほんのりとした甘みがあり、お子さんにも好まれる味わいなので離乳食の初期にぜひメニューに取り入れてみましょう。
母子栄養協会では、離乳食・幼児食など様々な料理に関わるアドバイザーを要請しています。上記のようなレシピなどを自身で作成してみたい、料理の見地をさらに深めたい方は下記のURLから母子栄養協会の養成講座を確認してみましょう。
香月りさ