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おもちゃの役割とは?人気のおもちゃからみる傾向
目次
男の子編
子供時期、とりわけ0歳から6歳頃に最優先してやらなければならないことがあります。それは「遊び」です。近年は超幼児教育時代といわれ、0歳児から幼児教育を始める人も少なくありません。
しかし、子供は「遊び」を通じて将来の自分を形成する様々な能力を身につけていきます。「遊び」を削ってまでやらせなくてはいけないことなどないのです。
子どもは全身全霊を傾けて「遊び」をします。お昼ごはんを忘れて遊ぶくらいの集中力で遊んでいます。これは大人が真似をしようと思ってもできるものではありません。幼少期に遊びに熱中することを身体で覚え、体感することは子どもの心を育てることに密接に関わっているのです。
そしてその「遊び」に最も影響を与えるのが“おもちゃ”です。だからおもちゃ選びは重要なのです。安易に流行玩具やキャラクター玩具を買い与えるのではなく、子どもの成長を考えたおもちゃ選びを心がけましょう。今回は『男の子のおもちゃ』にターゲットをあててみました。
遊びの重要性
子供にとって「遊び」はただ楽しみを得るだけのものではありません。「遊び」は子供の心や身体の発育に大きく関わっていくものなのです。子供は「遊び」の中から次のような能力を身に着けていきます。
「考える力」「判断力」「洞察力」「嗜好」親からすると、たかが「遊び」と思えるようなことでも、子供にとっては“教育”そのものなのです。
おもちゃの分類としては
“コミュニケーション・トイ”
“インテリア・トイ”
“ヒーリング・トイ”
“メッセージ・トイ”
“スキンシップ・トイ“
などがあります。近年はおもちゃを生活道具として捉え、福祉や医療、教育の世界に切り込んでいっているのです。
おもちゃの役割
子供は“遊びの天才”と言われるだけあって、教えもしないのに自然に「遊び」を覚えていきます。その「遊び」に影響を及ぼすのが“おもちゃ”です。0歳からでも“おもちゃ”を使って一人遊びをします。
親は月齢に応じた“おもちゃ”を子供に与えることは重要ですが、子供の興味や能力には個人差があります。子供がその“おもちゃ”をどのように使っているかなどを観察し、必要に応じた“おもちゃ”を買い与えていくことが重要なのです。おもちゃを手に入れる機会が増え、おもちゃの数も数え切れないほどあります。
おもちゃ選びで悩むお母さんも少なくないでしょう。そんな時は“子どものためだけにおもちゃを買わない”ことを肝に銘じて下さい。家族のために、お母さんのために、おじいちゃんが孫と遊ぶために買ってもいいでしょう。
テレビに向かって一人で遊んだり、電車の中でうつむいてゲームをする、公園のベンチなどで黙々とゲームをするこどもをよく見かけます。これはコミュニケーションを完全に遮断したおもちゃだといえます。
だから、おもちゃ選びで重要なのは人と関わりを持つことが出来るおもちゃを選ぶことです。また子どもと一緒に遊べるおもちゃを選ぶことも大切です。
おもちゃが将来を変える?!
“おもちゃ”で養われた想像力は、将来どんな大人になるか、どんな職業につくのかなどにも関わってきます。
例えば“積み木やブロック”。これらを好んだ子供は想像力が養われ、目に見えない空間を認識することが得意になります。具体的に言うと物を見る場合平面で捉えず、立体で捉えるのです。
私たちが生きている世界はすべて立体ですが、これを平面でしか捉えられない子供も存在します。が、幼いときに“積み木やブロック”で遊んだ子供は、イメージ力や視空間性の情報処理を行う能力が上がります。右脳が発達し自然に立体形を認識するようになるのです。
立体形は手前の部分は見えますが裏側は見えません。その見えない部分を認識できるようになるおもちゃが“積み木やブロック”なのです。
ちなみに右脳は幼少期にのみ発達します。大人になってからでは右脳は鍛えられないのです。大人になるにつれて論理的に分析を行う左脳が中心に働くようになります。だから右脳教育は幼少期にのみ効果を得られる教育なのです。
さて、話が少しそれてしまいましたが、“積み木やブロック”で養われた能力はどのような将来に結びつくのでしょうか?!
それはクリエーターとして必要な力を身につけることでしょう。小さな物作りから、大きな物では建築物に至るまで、夢はどんどん膨らみます。
ほかにも、おもちゃが果たす役割が将来に影響する例はいくつもありますが、それは追々ご紹介していくことにしましょう。
男の子に人気のおもちゃとそのおもちゃメーカーとは?
男の子のおもちゃで、時代を重ねても変わらぬ人気を誇るのは
「トミカ」のミニカー
「プラレール」
戦隊物では
「ウルトラマン」
「仮面ライダー」
このあたりが不動の人気を誇ります。
メーカー別に見ると、「タカラトミー」がダントツ1位の人気おもちゃメーカーです。
『明日を担う子供たちの健やかな成長を願い、みんなに愛される、独創性に富んだ、品質の良いおもちゃを作り、より豊かな子ども文化の創造を目指す』が「タカラトミー」創業者の玩具哲学です。
今や日本を代表するおもちゃメーカーの「タカラトミー」ですが、その過去を振り返ると大変な時期がありました。
大手おもちゃメーカーの合併
1990年代後半から続く少子化の流れを受けて、日本のおもちゃメーカーは縮小傾向にありました。業界大手の「バンダイ」が大手ゲームメーカー「ナムコ」と経営統合し、「バンダイナムコ エンターテイメント」として生まれ代わり、21世紀の初頭は業界再編が進んでいきました。
ちょうどこの頃、「タカラ」は“ベイブレード”ブームの終了の反動で大量の在庫を抱え、ミニカー事業や家電品事業の失敗も重なり、経営危機に陥り廃業倒産危機の状況に追い込まれていました。
一方、「トミー」はバブル崩壊後にヒット商品に恵まれず、経営危機に直面していました。
“ファービー”や“ポケモン”関連商品のヒットやリストラなどの事業縮小で何とか乗り切ってはいたものの、企業イメージの改善、経営基盤の改善が求められていました。そんな折、このふたつのおもちゃメーカーが合併という形で落ち着き、日本におけるおもちゃメーカーの地位を確立しました。
2006年(平成18年)3月1日、「株式会社 タカラトミー」が誕生しました。
合併後は紆余曲折があったものの、“スターウォーズ シリーズ”の関連商品を扱ったり、ディズニーの関連商品をほぼ独占的に扱い、「タカラトミー」の名を世間に知らしめています。
男の子向け商品ラインアップ
〇チョロQ ハイブリッド 〇チョロQ デッキシステム 〇プラレール
〇トミカ ハイパーシリーズ〇エアロアールシー 〇エアロソアラ
〇ゾイド HMMシリーズ 〇トランスフォーマー 〇カウル
〇変身サイボーグ 〇ミクロマン 〇ダイアクロン
〇スパーレール 〇ビデオチャレンジャー 〇ベイブレードバースト
〇カブトボーグ 〇クールガール 〇ビーストサーガ
〇超特急ヒカリアン 〇カミワザ・ワンダ 〇リニアライナー
ライセンス許諾商品
〇エリア88 〇キングダム ハーツ 〇サンダーバード
〇シュガシュガルーン 〇スター・ウォーズ・シリーズ
〇セサミストリート 〇装甲騎兵ボトムズ 〇ちゃおパチップ
〇ディズニー 〇脳内エステIQサプリDX
〇ポケットモンスター 〇マリオカート7 〇魔神英雄伝ワタル
〇勇者シリーズ 〇エメラルドシリーズ 〇メルへヴン
〇ロックマンエグゼ 〇魔弾戦記リュウケンドー
〇ルパン三世ザ・パズルミュウジアム
まとめ
子どもにとって「おもちゃ」はあくまでもコミュニケーションのためのツールです。
子どもと子どもを、親と子を、人と人をつなぐ役割を果たすのが「おもちゃ」なのです。
人と人との関わりを円滑にするための手段である「おもちゃ」。子どもも大人も夢中になれる「おもちゃ」と出会えることで会話も増え、コミュニケーションが広がるのです。