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保育士の雇用形態は今… 正社員以外の働き方とは?

保育士の求人
人手不足に悩む保育園業界ですが、早急に人材確保をするために様々な雇用形態で募集をしています。それぞれの雇用形態、どんな特徴があるのでしょうか。まとめてみました。

求人情報を見ていると、雇用形態が大体書かれています。

正社員、パート職員、非常勤職員、臨時職員、契約社員、派遣社員、アルバイト…どんな違いがあるのかご存知でしょうか?

どのような職業でもこうした雇用形態がありますが、一般的にはほとんどの人が正社員を希望するでしょう。保育士という職業もしかりです。

しかし、それぞれメリット、デメリットはあります。それぞれの特徴を知り、自分の目指す方向性によって雇用形態を選ぶことが重要なのです。では保育士の働き方の違いを分析していきましょう。

様々な雇用形態のメリット デメリット

安定した生活を確保できる正社員

正社員になれば、法律的に正当な理由がない限り、雇用主から解雇されることはありません。ですから、自分から「辞めたい」と申し出ない限り定年まで働けるのです。

例えば、少しのミスや遅刻などは解雇の理由にはなりません。保育士の場合、保護者からのクレームを受けることも少なくありませんが、たとえクレームが多くてもそれは解雇の理由にはならないのです。

つまり、正社員は法律でしっかりと守られていること、そして長期的な安定を得られるところがメリットといえるでしょう。

仕事量と収入のバランスが悪い正社員

逆にデメリットは必然的に業務が増えることです。

保育士の仕事は子供と触れ合っている時間ばかりではなく、意外と書類仕事(日案、週案、月案、年間カリキュラム、児童票、園だより、保護者への連絡帳)が多いものなのです。他にピアノ練習や製作活動、行事ごとの準備など仕事内容は多岐にわたっています。それでいて、給料は安い!

「この仕事量でこの給料?!人間関係のストレス辛い…」と嘆く保育士さんも少なくないのが現状です。

 自由に働ける派遣社員

派遣社員の保育士は保育園に雇用されているのではなく、派遣会社に就職し保育園に派遣されています。保育園に雇用されているわけではなく、給料は派遣会社から支払われるので、待遇もまちまちです。

雇用期間が限定されるのも特徴です。繁忙期の3ヶ月だけ雇用されたり、休職中の保育士の穴埋めでの雇用だったり、必要な時に必要な人数を雇われるのが派遣社員です。

派遣で働く保育士のメリットは勤務日数や残業次第では正社員より稼げることがあることです。基本的に時給制なので働いた分がそのまま給料に反映されます。

また、人間関係など職場環境が合わない時はスッパリ辞めてしまえるのもメリットでしょう。次の職場は派遣会社が探してくれます。

 正社員雇用が減少し派遣雇用が増加するわけは?

仕事が継続的にあるかどうかは保証されないのが派遣雇用の最大のデメリットです。

仕事時間が短いと当然収入は減ります。ボーナスもないので他に仕事をしなくては生活が出来ないケースもみられます。安定した雇用が約束されていない、安定した収入が得られないのが派遣社員のデメリットなのです。

それなのに、近年は正社員雇用が減少し派遣雇用が増加しています。このような変化の背景には不景気な現状があげられます。

新規で人を雇うとなれば求人情報を出して面接をして採用という運びとなりますが、これには費用も手間もかかります。派遣会社から人を派遣してもらうのなら費用や手間もかからないので、雇用主側には都合が良いというわけです。

企業も不景気を乗り切る為に試行錯誤し、こういう動きに出ているようです。

契約社員は正社員より就職のハードルが下がる?

保育士の正社員

最近、契約社員という雇用形態で採用する保育園が増えています。その理由は慢性的な人手不足解消の為、早く人材確保をしたいからです。パートやアルバイトもどんどん雇用したいところですが、パートやアルバイトには重要な役割を任すことが出来ません。それで契約社員の需要が増えているのです。契約社員とは決められた期間だけ働く有期契約雇用です。契約が切れた際には継続するか退職するかを選択することが出来ます。保育業界では1年契約の年度末更新という形が一般的です。こうした雇用形態だと辞めやすいのがメリットのひとつとなります。

もちろん雇用側にも利点があります。

正社員は簡単に解雇など出来ませんが、契約社員なら雇用期間が終了すれば更新しないという選択肢があり、事実上解雇のようなことができます。だから雇用側にとっては気軽に雇える雇用形態なのです。契約社員は安定した雇用ではないので、求人募集で見かけた際は慎重に検討した方が良さそうです。

 おためしで働ける契約社員、正社員登用を約束した契約もある

 デメリットはというと、正社員と同等の仕事をするのに給料は正社員より安いところ。それなのに仕事が確実にあるという保証は契約期間のみ。雇用状態は不安定です。

ただ、正社員登用を前提とした契約社員の求人も結構あるので要チェック。雇用主は適正や相性を判断するためにまずは契約社員で採用し、その仕事ぶりの評価によって正社員に昇格させる目的なのです。雇われる側も「職場を知ってから正社員で働ける」利点が魅力。あえて契約社員を希望する人も多いのです。いわば契約社員はお試し期間のようなもので、雇用する側、される側の両者にとってメリットがあるのです。

実は!魅力が多いパート職員、非常勤職員

パート職員(非常勤職員)は8時間勤務より短い場合が多いです。仕事内容は保育補助が多く、担任を持つことがないので気楽に仕事ができます。書類仕事もないので、子供とじっくり向き合える時間があり、子供好きの保育士さんに向いています。

正社員で働いていて、仕事量の多さや給料の安さ、人間関係の難しさに悩みを抱えている人は、思い切ってパート職員で働くようにしてみれば保育の楽しさを実感できることでしょう。

また、これから保育士デビューをする人は、まずパート職員でゆっくりと少しずつ経験を積み、その経験値を武器に正社員雇用に変更してもよいのでは?!一年目は心身共に疲れやすいものです。スタートダッシュで息切れしてダウンなんてことにならないように、パート職員という働き方を積極的に取り入れるのも良いでしょう。

保育士のスキルを上げるには民間認定の資格をとる

様々な雇用形態の特徴、メリット、デメリットを知ったところで、民間団体が認定している保育の資格に目を向けてみましょう。

ベビーシッター

「ベビーシッター」は特に資格を持たなくても仕事をすることは可能です。が、大切な子供を預かる仕事だけに、きちんとした知識は得ておきたいもの。

“公益社団法人全国保育サービス協会”が認定する「認定ベビーシッター」の資格を有することが推奨されています。

近年、「ベビーシッター」も需要が高まり、「ベビーシッター」を斡旋する企業がどんどん増えています。その求人で「幼稚園教諭」や「保育士」の有資格者を優遇しているケースがよく目に付きます。女性の場合は結婚、出産で一旦休職することがありますので、そういう時に「認定ベビーシッター」の資格を持っていると職場の選択肢が増えるでしょう。

チャイルドマインダー

少人数で子供を預かる家庭的保育のスペシャリストである「チャイルドマインダー」は最近注目の民間の認定資格です。1人当たり最大4人までという対応人数の決まりがあるのが特徴です。資格取得後は保育園や託児所などの施設勤務をする人より、自宅などで開業する人の方が多いです。

開業をすれば個人事業主となり、自分の働き方は自分で自由に決めることが出来ます。保育士として働いていた人が「チャイルドマインダー」の資格を取り、自宅の一室を託児ルームとして開放しているケースもみられるように。そのときに保育士資格があれば付加価値がつき、利用者確保のためのPR活動に生かせるのです。

今はどこの保育園も人手不足が深刻化しています。

そのため、色々な雇用形態で募集をかけている保育園が増えているのです。転職活動をしている人、一度辞めて再度復帰を考えている人、もう保育士は辞めてしまおうかと悩んでいる人…自分の目指す子供との関わり方や働き方をよく見直して、自分にあった働き方を見つけてみませんか?

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