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子どものしつけ。いったいいつから?どんな風に?
目次
子どものしつけ。いったいいつから?
“子どものしつけ”というと、「ルールやマナーを覚えることだから、話ができるようになってからすればいいのでは?」というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか?
公共の場所でのルールや食事の時のマナーについて学んだり、してはいけないことについてしつけをすることは、コミュニケーションが取れるようになってからの頃でいいのですが、日常生活の中で身につけたい習慣、危険だからしてはいけないことについては、0歳から教えていくことが大切です。
0歳からしつけるってどうするの?と思う方もいらっしゃると思いますが、0歳からしつけをしていくのに大切となるのが“子どもと信頼関係を築くこと”です。
赤ちゃんとの信頼関係を築くには、泣いた時に抱っこしてあげる、優しく声をかけてあやしてあげる、子守唄を歌ってあげるという簡単なことが大切となります。
スキンシップやコミュニケーションを図ることで、赤ちゃんの脳に刺激を与え、脳の発達を促す効果も期待できるので、毎日のおむつ替えや、ミルク・離乳食をあげる際に、ちょっとした声かけをするように心がけるようにするといいですよ。
子どもの命が危険な時にはしっかり伝えよう!
子どもは、いろいろなことに興味を持ちます。
そのため、成長に伴って、「ハイハイができるようになってきたと思ったら、口の中に物を入れるようになった。」「包丁やナイフ・ハサミを触って怪我をしてしまった。」ということも多くあります。
普段の生活の中で特に気に留めることがなかったことでも、赤ちゃんや小さな子どもにとっては危険がたくさん。そして、その危険から赤ちゃんや子どもを守るのは、親の責任なんです。
子どもが口に入れてしまいそうなもの、触ったら怪我をしてしまいそうなものは、子どもの手が届かないところに置くようにしましょう。
また、「危ない!」と思ったら、その時にしっかり止めることも大切です。
赤ちゃんや小さな子どもでも、ママの声や話し方がいつもと違えば、しっかり伝えることができます。ただし、何でもかんでも「ダメ!」「危ない!」と言うのではなく、命の危険性がある時にポイントを絞って注意するようにしましょう。
「触ってみたい。」「やってみたい。」と興味をもったことを、“危ないから”という理由で止めてしまうと、いざやろうとした時や、やる必要がある時に「道具の使い方が分らない。」となってしまうことに。子どもが、道具を正しく、安全に使える年齢になってきたときには、見守りながら一緒にやってあげるようにしましょう。
子どもには、どうしてダメなのか、理由を伝える
子どもを怒る際に、「○○したらダメ!」。と、子どもの行動を怒っている、という方も少なくないのではないでしょうか?
子どもを怒る際には、「ダメ。」というだけでなく、“どうしてダメなのか”という理由を伝えることが大切です。
例えば、家の中で走り回っているのを怒る時。
「家の中で走ったらダメ!」と、走ることを怒るのではなく、「家の中で走ったら、角にぶつかったり、転んで怪我をすることかもしれないから止めようね。」と言うほうが、子どもにはしっかり伝わります。
“どうしてダメなのか”という理由を理解することで、繰り返すのを防ぐことにつながるので、行動だけを怒ることなく、理由をしっかり伝えるようにしましょう。
また、怒る時にはタイミングも大切です。怒られる行動をとってからしばらく時間が経った後に怒ると、どのことを怒られているのか分からなくなってしまいます。怒る必要がある際には、その場で怒るようにしましょう。
大きな声を出さずに落ち着いて
子どもを怒る際に大切なのが、大きな声を出さずに、落ち着いて怒るということ。
大きな声で怒ると、子どもの恐怖心だけを煽ってしまい、なぜダメなのかという理由がしっかり伝わらないということもあります。
ついつい感情的に怒ってしまうこともあるかもしれませんが、怒る際には、深呼吸して落ち着いてから。そして、子どもの目を見てしっかり“伝える”ようにしましょう。
子どもの気持ちも聞いてあげよう
お友達と遊ぶようになると、おもちゃの取り合いをしたり、叩いたり、と喧嘩をすることもあります。
そんな時に気を付けたいのが、子どもの気持ちを聞いてあげるということ。
おもちゃの取り合いをしている際に、「取り合いをしたらダメでしょ!お友達におもちゃをあげなさい!」と言ってしまうと、子どもの“自分も遊びたかったのに。”という気持ちを無視してしまうことになってしまいます。
おもちゃの取り合いをしている時は、子どもの「遊びたい。」という気持ちを大切にしてあげることも必要です。そのため、取り上げるのではなく、「もう少し遊んだら、お友達に『どうぞ』しようね。」と声かけするようにするといいですよ。
子どもの気持ちを大切にしてあげることで、自分だけが我慢させられたという気持ちになるのを避けることができますよ。
子どもは、わがままからその行動をとっているという時もありますが、行動をとるには理由があるんだ、という意識を持って、怒る前に理由を聞いてあげましょう。子どもがその行動をとった理由を知ることで、納得できることがあるかもしれません。
出来た時にはしっかり褒めよう!
子どものしつけというと、「叱る」というイメージがあると思いますが、「叱る」だけでなく、「しっかり褒める」ということが大切です。
褒められると、子どもは嬉しく感じて、また褒められたいと思うもの。
子どもが約束を守れた時、お手伝いをしてくれた時、ちょっとしたことでもきちんと「ありがとう。」「えらいね。」と褒めてあげるようにしましょう。
一貫した態度が大切!
子どものしつけをしていく中で、注意したいことに“一貫した態度をとること”があります。
パパやママも人間なので、その時の気分で怒ってしまうということもあるもの。しかし、同じことをした時に、「この前は怒られなかったのに今日は怒られた。」ということがあると、子どもは何が正しいのか分らなくなってしまいます。
パパとママとの間で、怒ること、怒らないこと、についてしっかり話し合って、同じことで怒られたり怒られなかったりという違いが無いようにしておきましょう。
愛情をもって、根気よく
社会のルールやマナーを学ぶことは、周りに迷惑をかけずに生活するためにも重要なこと。思ったようにうまくいかないということも多くありますが、根気よくしつけをすることが大切です。しつけの第一歩は、子どもとの信頼関係をしっかり築くことなので、赤ちゃんの頃から愛情をもって、コミュニケーションをたっぷりとるようにしたいですね。