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秋ならでは!落ち葉やどんぐりを使ったオススメ遊び

保育 落ち葉拾い
子どもたちが大好きな秋遊びといえば、落ち葉やどんぐり集め。
保育園でも秋の行事として、定番なのではないでしょうか。
でも、どう保存すればいいのかわからず持て余してしまうことって多いですよね。
拾って終わりではなく、正しく保存して遊びに使うところまで、保育ぷらす+が記事でレクチャーします!

秋の風物詩である落ち葉やどんぐり。保育の現場やご家庭でも、子どもたちとの落ち葉遊びは定番ですよね。今回は、落ち葉やどんぐりの保存方法とそれらを使った遊び方についてご紹介していきます。

落ち葉・どんぐりを拾いに行こう!

保育 落ち葉拾い

 

ころころとしたフォルムや、踏みしめるたびにパリパリと音を立てる枯れ葉…。子どもたちにとって落ち葉やどんぐりは、触れるだけでも楽しいもの。ですが、落ち葉拾いは、ただ「楽しい」だけの遊びではありません。子どもの成長にうれしい効果があるんです。

想像力や好奇心を育む

季節が変わって、紅葉や枯れ葉、木の実など夏とは違った景色を見せる秋。落ち葉拾いなどで自然に触れることには、子どもたちの感覚を刺激する効果があります。目で見て、手で触って、匂いを嗅いで、音を聞いて秋を体感し、子どもたちはあらゆることに好奇心を持ち、「これはなんだろう?」と考えることで、想像力をどんどん鍛えていきます。

体力と考える力を育む

自然物を探すことには、体力と考える力の両方を育む効果があります。自然の中で思いっきり動き回り、落ち葉やどんぐりなどを拾い集める行為は、全身を存分に動かすためからだづくりに効果的です。また、何かを探すために動いているとき、子どもたちは高い集中力を発揮して考える力をフルに活用します。

落ち葉拾いは楽しみながら子どもたちを存分に成長させる、とても効果的な遊びなんです!

落ち葉・どんぐりの保存方法は?

保育 どんぐり集め

子どもたちが夢中になって拾い集めた落ち葉やどんぐり。虫が湧いてしまわないように、正しく保存する方法をレクチャーします。

落ち葉は水洗いと天日干しでOK!

拾ってきた落ち葉は、まず水洗いをして虫やゴミを取り除きます。お湯や石鹸などを使うと色落ちや傷みの原因となり、せっかく集めた落ち葉がダメになってしまうので注意しましょう。洗い終わった落ち葉は、新聞紙などの上に並べて天日干しに。日光にさらすと殺菌もできるため、安心して遊びに使えます。

落ち葉は紙袋やネットに入れて保存しよう

落ち葉は乾いているように見えても意外と水分を含んでいますので、ビニール袋での保存はNG。腐敗やカビを防ぐためにも、紙袋やネットなど通気性がしっかりとした袋で保存するのがオススメです!

どんぐりはかならず煮沸を!

落ち葉よりも一見きれいに見えるどんぐり。ですが、どんぐりの中にはゾウムシの幼虫が隠れていることが多いんです…。どんぐりは、水洗いだけでなく、必ず煮沸をするようにしましょう。このとき、傷のあるもの・水に浮くものは虫食いの可能性が高いため、なるべく処分してしまいたいですね。

どんぐりの煮沸時間は、3~4分がベスト。それ以上煮続けると、どんぐりがダメになってしまうことがあるので要注意です。煮沸後は、水気をしっかり切ってから乾燥させましょう。落ち葉と違って日光にさらすと割れてしまうことがあるため、日陰で風通しの良いところに陰干ししてください。

松ぼっくりの保存方法は?

落ち葉やどんぐりと並んで、子どもたちが大好きな松ぼっくり。こちらも、虫やカビが発生しないようにしっかりと処理しましょう。松ぼっくりは、数度の水洗い→1時間ほどお湯に漬ける→天日干しのシンプルな工程で保存できます。熱を加えると松ヤニが出てくるため、汚れてもいい容器を使うことをオススメします。また、水にカップ1杯のお酢を混ぜたものに漬けても消毒ができますよ。

 

落ち葉・どんぐりを使ったオススメの遊び方

保育士 遊び

保存処理を行った落ち葉やどんぐりは、子どもたちの遊びにも活用できます。秋ならではの素材をつかった遊びを、年齢別にご紹介します!

①どんぐりラトル(0~1歳児向け)

まだまだ自分で工作をするのが難しい乳児期の子どもたち。保育者がおもちゃを作って、一緒に遊んであげましょう。

【用意するもの】

・保存処理済みのどんぐり

・小さめのペットボトル

・マーカー、ポスターカラー など

・マスキングテープ、ビニールテープ など

音に興味津々の乳幼児期の子どもたちにおすすめのおもちゃは、ペットボトルにどんぐりを入れてつくるラトル(ガラガラ)です。小さめのペットボトルを用意し、中にどんぐりをいくつか入れるだけで作れるシンプルなつくりになっています。どんぐりの大きさや種類によって音が変わるので、複数つくってみても楽しいですね。

ただどんぐりを入れるだけではちょっとさみしいので、マーカーやポスターカラーでカラフルにペイントしたり、マスキングテープやビニールテープでかわいくデコレーションするのがオススメです。誤飲事故を防ぐため、キャップの口をしっかり止めることを忘れないようにしましょう。

②落ち葉コラージュ(2~3歳児向け)

子どもたちの創造性や観察力を養う、オススメの遊びです!

【用意するもの】

・落ち葉、どんぐり、松ぼっくり など

・画用紙

・クレヨン

・のり、ボンド など

コラージュとは、写真や絵画などを貼り合わせて作品を生む美術様式のひとつです。これを、集めた落ち葉を使ってトライしてみましょう。ただ画用紙に貼るだけのとてもシンプルな遊びですが、「動物のかたちを作ってみよう!」といったテーマを設けると、子どもの想像力がいっぱいに広がって、ステキな作品がたくさんできるはず。大人が一緒につくり、見本を見せてあげるのも効果的です。

また、コラージュを通して落ち葉にじっくりと触れることで、色の美しさや形のおもしろさを学び、観察力も養っていくことができます。

コラージュの詳しいメリットなどについては、以前にも保育ぷらす+の記事で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!

【関連記事】

創造力を発達させるコラージュ。切って・貼って・表現しよう

③落ち葉プール(4~5歳児向け)

年中・年長クラスの子どもたちは、元気いっぱいの遊び盛り。そんな子どもたちがめいっぱい遊べるのが落ち葉プールです!

【用意するもの】

・落ち葉(たくさん)

・ビニールプールまたはブルーシート

※汚れてもいい格好で!

夏に活躍したビニールプールの中に、落ち葉をたくさん敷きつめてみましょう。ビニールプールがない場合は、大きめのブルーシートでもOKです。石や枝など、けがの原因になりそうな不要物は、プールづくりの前にしっかり取り除いておいてくださいね。

遊び方は至ってシンプルで、落ち葉に向かって飛び込むだけ!落ち葉を踏みしめる感触、音、匂い、色など、五感を刺激できる秋にしかできない季節の遊びです。ゴムボールなどを使って、宝探しゲームをしてみるのもオススメですよ。遊び終わったあとの子どもたちは、落ち葉や土でドロドロになります。なるべく汚れてもかまわない服装で遊ばせ、終わったらしっかり汚れを落としてあげましょう。

おわりに

保育士 子供の遊び

 

季節の移ろいを肌で感じ、自然の恵みをを思う存分味わえる落ち葉遊びは、子どもたちの心身の成長や情緒の発達にとても大切な影響を与えてくれるもの。

そして、幼い頃にめいっぱい落ち葉の手触りや香りを楽しんだ記憶は、大人になっても懐かしい思い出として残っていくことでしょう。

落ち葉やどんぐりの保存のポイントをしっかりとおさえ、子どもたちと一緒に楽しい秋の思い出をたくさんつくってくださいね。

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