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保育士にとって運動会は一大イベント!3大行事を乗り切るポイントとは|保育士求人募集なら保育ぷらす
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保育士にとって運動会は一大イベント!3大行事を乗り切るポイントとは
今回のポイント
保育士の三大行事の1つである運動会の準備は、プログラムや衣装、飾り付けの制作など多岐にわたる
プログラムは子どもたちの発育状態や年齢に合わせて考え、バランスよく種目を盛り込むことが大切!
運動会の前後は体調管理もしっかりと行いましょう
目次
保育士の三大行事!「運動会」とは
保育士にとって運動会は一大イベント
毎年行われる運動会・発表会・作品展示会は、保育士にとって「三大行事」と言われています。
なかでも、運動会は保育士だけでなく、子どもや保護者にとっても大きなイベントの1つです。
普段、子どもが友達とどのように過ごしているのか、保育園に通って何ができるようになったのかなど、運動会は子どもの成長を感じられる大切な場となっています。
運動会を滞りなく実施するために、保育士が前もって用意しなければならないことは沢山あります。
保育士が運動会シーズンにすべき準備
まずは、子どもたちの流行りや例年のプログラムを参考にしながら、運動会で行う種目などの内容を考えることから始めます。
プログラム内容が決まったら、子どもと一緒にダンスや体操、かけっこなどの競技の練習、それから運動会の飾り付けや衣装の制作もあります。
保育士は、運動会当日までの限られた時間のなかで、沢山の準備作業を同時進行で行わなければなりません。
そのため、保育士一人当たりの作業分担が多くなり、運動会の準備期間は残業が多くなる保育園もあるようです。
連日作業に追われて、徹夜や睡眠不足になり、体調を崩してしまう保育士も少なくありません。
しかし、運動会の作業に支障が出てしまう恐れがあるため、体調不良でも職場に気を遣って休めない場合もあります。
無理をして倒れてしまっては、自分や職場にとっても良くありません。体調を崩さないためには、開催当日まで、体に負担がかかり過ぎないように、計画的に準備をしていく必要があります。
このように準備が大変な運動会ですが、この一大イベントを乗り切ることで、保育士としての達成感や充実感が得られるなど、確かなやりがいもあります。
保育士は運動会のためにどのような仕事をこなしているの?
プログラム内容を考える
運動会のプログラムは、毎年同じものを行うわけにはいきません。
流行などを取り入れて少しずつ変えていく必要があり、新しいアイデアを出すのには非常に苦労します。
プログラムを決めるといっても、競技ごとの音楽や種目をただ考えればよいわけではありません。
保育園に通う子どもたちの年齢は0~5歳までで、ハイハイもできないような子から走ることができる子どもたちまで、発達段階もさまざまです。
そのため、発達段階によってできることも変わり、クラスごとにプログラムを作らなくてはいけないのです。
まだ歩けない0~1歳の子どもたちのクラスでは、保護者と一緒にリズム遊びやハイハイでできる競技、お披露目など、歩けなくても披露できる種目を考えます。
2~3歳の歩ける子どもたちもいるクラスでは、かけっこや保護者と一緒にできる種目を選びます。4歳以上の子どもたちのクラスになると、ダンスやかけっこ、リレーなどの種目も選択可能になるでしょう。
競技のプログラムとしては、定番プログラム・盛り上げプログラム・感動プログラム・親子プログラムの4種類があります。
定番プログラムではダンスやリズム体操、盛り上げプログラムとしてはかけっこやリレーなどの競争競技が挙げられます。
また、感動プログラムは年長の子どもたちによる組体操、そして、親子プログラムは親子での障害物競走などがあります。
これらのプログラムを上手く組み合わせて、保護者参加型の競技を取り入れて親子の絆を深めたり、定番競技には少しアレンジを加えたりしてみましょう。毎年ワンパターンにならないように、競技の種類のバランスをとることが大切です。
子どもたちと競技の練習をする
運動会の競技の練習をするときは、運動が苦手な子どももいることを忘れないようにしましょう。
子どもたち全員で取り組めるように、一人一人に合わせて競技を組み立て完成させます。
一人がふざけだすと、周りもふざけてしまうので、子どもが飽きないように、短期集中をさせることも大切です。
また、運動の苦手な子どもが不登校になることもあるため、運動の苦手な子どもにはケアが必要となります。
いつも以上に褒めてやる気を出させたり、失敗したら励まして、主体的に取り組めるような環境を作ってあげましょう。
運動会中・後の子どもたちへのケア
子どもたちは、大人よりも体力がありません。そのため、運動会の準備などで子どもたちが疲れてしまうと、普段よりも体調を壊しやすいので、特に注意をしましょう。
子どもたちは環境の変化に敏感です。運動会前の慌ただしさに緊張してしまうことで、体調を崩すこともあります。
そのため、子どもたちが普段よりも眠そうにしていたり、機嫌が悪かったりするなどの些細な変化にも、いつも以上に気を配らなくてはいけません。
また、園内で体調不良の人を出さないためにも、運動後や食事前は手洗い、うがいを徹底させます。
それ以外にも、保育室内の換気をするなどの対策もしっかり行いましょう。子どもたちを外で運動させた後は、体力の回復ができるように、室内でゆっくりできる時間、食事や睡眠をしっかり取らせてあげることも大切です。
運動会当日の動き
運動会の開催当日は、子どもと保護者のどちらにも気を配らなくてはいけません。
次の種目の準備をしつつ、子どもたちの競技の補助をしたり、一緒に盛り上げる必要もあるでしょう。
また、普段あまり話す機会のない保護者と挨拶をしたり、コミュニケーションを取ることも大切なお仕事の1つです。
なかには、シングルマザーやシングルファザーの家庭、両親のいない家庭もあるので、子どもたちへのフォローも忘れずにしましょう。
また、失敗をしてしまった子どもを笑ってしまうなど、子どもたちを傷つける発言には注意しましょう。保護者の立場になって考えることが重要です。
運動会などの大きなイベントでは予想外の出来事も起こります。万が一、子どもが怪我をした場合は、言い訳をせずに非を認めて謝罪することも大切です。
自分では対処できない問題が起きてしまったときは、必ず上司に判断を仰ぎましょう。
運動会が行われない園も増えてきている!
企業内保育園や院内保育園は運動会を実施しない?
子どもの人数が少ないことや園庭などのスペースがないことなどの理由から、運動会を開催しない保育園が多くあります。
特に、企業内保育園や院内保育園では、その日出勤している職員の子どもたちを預かるため、毎日特定の子どもを預かるわけではありません。
また、少人数の保育園が多く、年齢もバラバラです。
従業員が同じ日に休めなかったりするのも大きな理由の一つのようです。
積極的に行事を行わない園もある
決まった日に休みの取れない保護者も多く、さらには共働き家庭や一人親家庭が増えている現代では、運動会などの大きな行事に参加できない保護者もいます。
参加できない家庭に配慮をし、運動会や発表会などの保護者参加型の行事をあまり積極的に行わない園もあります。
元々、大きな行事は日程の調整や場所の確保が難しいため、行事を行わないことで年間スケジュールの調整がしやすくなる効果もあるようです。
行事が少ない保育園で働く保育士のメリット
保育士は、通常業務でも残業や持ち帰り仕事の多い職種と言われています。運動会のような大きな行事があると、いつもより多く残業をしたり、徹夜をしたりと現場で働く保育士にとても大きな負担がかかります。
行事の少ない保育園では、行事の企画や練習などの準備をする必要がないので、残業時間が少ない傾向があり、働く保育士の負担が軽くなるというメリットがあります。
おわりに
大きな行事は大変ですが、その分、普段よりも子どもたちの笑顔が沢山みられ、やりがいや達成感があります。
なるべく体に負担をかけないように、早目に計画を立てて、効率的に作業を進めていきましょう。
また、負担をかけないようにしていたけれど、大きな行事になると体調を壊してしまうという方は、行事の少ない園に就職するというのも一つの方法です。