離乳食アドバイザー 香月りさ(母子栄養協会)
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低脂肪で、良質なたんぱく質を含む白身魚は離乳初期の5、6か月頃から使うことができます。おかゆや野菜に慣れてきた頃から始めましょう。最初は、低脂肪で胃腸の負担の少ない、かれい、ひらめ、たいなどから始めるといいでしょう。白身魚は、加熱すると少しパサつき飲み込みにくくなるので、とろみをつけて食べやすくするのがポイントです。
たらに含まれるたんぱく質は、稀にアレルギーを引き起こすことがあるので最初に食べるのは少しだけにし、鮮度のよい新鮮なものを選ぶと良いでしょうたらの旬の時期は冬。鍋の季節にうま味や栄養成分がより増すので、他の野菜と組み合わせたメニューにすると、栄養バランスもよくなります。
魚を離乳食に使う時は、骨に注意しましょう。
茹でて加熱した白身魚をほぐす時は、目視だけだと小さな骨をついうっかり見逃してしまうこともあるので、必ず手で触って骨がないか確認しましょう。
刺身用の切り身は、骨の心配が少ないだけではなく、鮮度もいいので、離乳食にはおすすめの食材です。
皮や骨を丁寧にとり除き、小骨がない事を確認した白身魚は冷凍保存しておきましょう。
離乳初期は、下処理した白身魚をすり潰しラップに包んで冷凍しておけば、お粥やうどんに加えることができますし、中期以降は細かくほぐした白身魚を1食ずつ冷凍しておけば、茹でた野菜とあわせてとろみをつけたり、ダシと葉野菜と一緒にスープにしたり
と、ささっと離乳食の1品メニューを作ることができます。
・スパゲティ 10本
・タラ 30g
・小松菜 葉先1枚
・トマト 1/6個
・野菜スープ 1/4カップ
・片栗粉 小1
・水 大1
①スパゲティは1㎝の長さに切って柔らかくなるまで茹でる
②タラは骨をのぞき包丁で細かく切る
③小松菜は柔らかく茹で5㎜四方に切り、トマトは皮を剥き種を取って5㎜角に切る
④鍋に野菜スープとトマトとタラを入れて煮、小松菜と①を加えて一煮立ちさせる
⑤タラに火が通ったら、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。
※スープパスタに少しとろみをつける事で、食べやすくなります。
高タンパクで低脂肪、低カロリーな白身魚はお子さんだけじゃなくて、ママの美容にも嬉しい成分がたくさん含まれています。、ぜひ一緒に食べて欲しい食材の一つ。
かれいやひらめのヒレの付け根のエンガワと呼ばれ部位や皮には、コラーゲンがたっぷり!煮つけにするとコラーゲンがゼラチンになって出てくるし、たいの目玉の周りにもコラーゲン含まれているので、食べて効率よく美肌に!そしてキレイ作りしましょう。
レシピ提供先 母子栄養協会
離乳食アドバイザー 香月りさ(母子栄養協会)