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障害の有無は関係ない!平等な保育を目指す「ノーマライゼーション」とは?

ノーマライゼーション
保育現場における「ノーマライゼーション」とは、障害をも子どもと持たない子どもが平等に生活する社会を実現させる考え方です。ノーマライゼーションの重要性や現場の課題を知っておきましょう。

ノーマライゼーション

保育現場における「ノーマライゼーション」とは、障害を持つ子どもと持たない子どもが平等に生活する社会を実現させる考え方です。

本来は保育現場でも早急に対応すべき問題ですが、保育士不足や保育所自体の不足、そして障害児教育が現場に浸透していないことから、後回しにされているのが現状です。

ノーマライゼーションの歴史

ノーマライゼーションは、1950年ごろにデンマークの知的障害者の親の会が、大きな知的障害者の施設の中で多くの人権侵害が行われていることを知り、子供達を地域に帰そうとした親たちの運動から始まったとされています。

現在、北欧やアメリカでは、グループホームでの活動など、障害を持つ子供は施設で生活するのではなく、地域社会で障害を持たない子どもと同じように普通の生活を営むべきという考え方が強まっています。

そして、日本でも、これまでは障害者は健常者と区別されてきた歴史が長く続いていましたが、少しづつ重要性が理解されつつあります。

子ども達の発達障害の種類

発達障害には様々な種類があります。

大きく分けると、自閉症やアスペルガー症候群などの「広汎性発達障害(PDD)」や、読字障害や算数障害などの「学習障害(LD)」、そして、不注意優勢型や多動性・衝動性優勢型などの注意欠陥・多動性障害(ADHD)の3種に分類されます。

それぞれ特徴や必要な対応が違い、子ども達の年齢や障害のレベルによっても違いが出てきますので、保育士にはそれぞれの障害に対しての知識を持ち、理解を深めた対応が求められます。

少しずつだが増えている「障害児専門保育園」

障害児専門の保育所は少しずつ全国で増えてきています。

保育現場における「ノーマライゼーション」とは、障害をも子どもと持たない子どもが平等に生活する社会を実現させる考え方であるため、障害をもつ子供だけの保育園では、本来の「ノーマライゼーション」の考え方には沿っていません。

実際のところは保育士不足で現場に余裕がないため、ノーマライゼーションをすぐに実現することは難しいのですが、障害児専門の保育園が増え、将来的に障害を持たない子供たちの受け入れを始めれば、ノーマライゼーションの実現にも繋がっていくでしょう。

▼日本初の障害児専門の保育園「障害児保育園ヘレン」 |

(渋谷区、江東区、世田谷区、豊島区、杉並区)

http://helen-hoiku.jp/

▼障害児向け自宅でのマンツーマン保育「障害児訪問保育アニー」

http://annie-hoiku.jp/

まとめ

今回は「ノーマライゼーション」についてお話ししましたがいかがでしたか?

保育士の不足はもちろん、ほとんどの保育園は金銭的な問題も抱えています。

障害児を受け入れるには、保育所がもっと障害を持つ子供たちのために使いやすくいリフォームする必要も出てきます。

今後はノーマライゼーションという言葉がもっと保育現場に浸透し、全ての子ども達が分け隔てなく快適に生活できる保育園の環境を整えていく必要がありそうです。

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